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ゴールドマン、ダークプール運営をナスダックに業務委託-関係者

  • ナスダックは「シグマX」に技術提供のほか監視にも携わる
  • ゴールドマンは業務委託後も引き続きシグマXを所有

米銀ゴールドマン・サックス・グループは同行が運営するダークプール(私設取引システム)、「シグマX」の日常業務を証券所所有・金融サービス企業のナスダックにアウトソーシング(外部委託)した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。業界全体を対象にした当局の規制強化に加え、コスト高騰が背景。

  この決定が部外秘であることを理由に、これら関係者が匿名で明らかにしたところによれば、ナスダックはシグマXに基礎的な技術を提供するほか、監視にも携わる。このアウトソーシングには当局の承認が必要となる。ゴールドマンとナスダックの広報担当は共にコメントを控えた。シグマXは米株式市場のダークプールとしては11番目の規模。

  銀行各行は10年余り前から取引コスト節減を目指し、ダークプールを開設し始めた。しかし現在はこれが重荷となっている。新たに設けられた規則は株式市場が技術的不具合を起こさないようにする取り組みの強化を義務付けている。ゴールドマンは昨年、米金融取引業規制機構 (FINRA)の取引監視システムにシグマXなどから不正確なデータを送信していたとして制裁金を支払った。またクレディ・スイス・グループやバークレイズ、UBSもダークプールに関連して違反行為を行ったとして当局から支払いを義務付けられた。

  ゴールドマンは運営のアウトソーシング後も引き続きシグマXの所有を続け、当局への対応も引き続き担う方針。

  一方、ナスダックにとってはゴールドマンからの業務委託獲得は朗報。自社のダークプール・ホスティングサービス「オーシャン」に長く取り組んできたナスダックは、この業務委託によって、株取引の基礎技術を構築してきた経験を生かすことができる。

原題:Goldman Sachs Said Outsourcing Dark Pool Operation to Nasdaq (2)(抜粋)

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