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中国:10月製造業PMI、約2年ぶり高水準-景気安定の継続示す

更新日時
  • 政府の製造業PMIは51.2と市場予想上回る、非製造業PMIも上昇
  • 財新製造業PMIも約2年ぶり高水準

中国の製造業活動を測る政府の指数は10月に上昇し、2014年7月以来の高水準となった。堅調な消費が需要を下支えする中、10-12月(第4四半期)に入っても経済の安定化が続いていることが示唆された。

  国家統計局が1日発表した10月の製造業購買担当者指数(PMI)は51.2と、8、9月の50.4から上昇。ブルームバーグのエコノミスト調査の予想中央値(50.3)も上回った。項目別では新規受注が52.8(前月50.9)と、伸びが目立った。同時に発表された10月の非製造業PMIは54.0。9月は53.7だった。PMIは50を上回ると活動の拡大を表す。

  財新伝媒とマークイット・エコノミクスが別途発表した10月の製造業PMIも約2年ぶり高水準となる51.2に上昇、市場予想を上回った。

  今年に入り景気が安定化し、生産者物価指数(PPI)が2012年以来初めてプラスに転じる中、中国当局は住宅の値上がりに加え、企業債務やシャドーバンキング(影の銀行)商品の増加に伴うリスクの抑制に動きつつある。中国人民銀行(中央銀行)は1年以上にわたって主要政策金利を過去最低水準に維持しているが、新たな安定の兆しを受けて、金利据え置きを今後も続ける可能性がある。

製造業の活動拡大

  スタンダードチャータードの大中華圏経済調査責任者、丁爽氏(香港在勤)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「極めて力強い数値だ」と指摘。「現在と先行きに関する経済指標は共に10-12月期の経済成長にとって良い兆しとなっている」と述べた。

  HSBCホールディングスのアジア経済調査担当共同責任者フレデリック・ニューマン氏(香港在勤)は、「今年導入された積極的な刺激策がなお経済に浸透しつつあるものの、このところ政府は不動産セクターにブレーキをかけており、向こう数カ月で成長率は再び鈍化しそうだ」と話した。

原題:China Factory Gauge Jumps to Two-Year High, Services Strengthen(抜粋)

(財新製造業PMIなどを追加して更新します.)
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