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ドル・円は104円後半、米イベント控え小動き-日銀は予想通り現状維持

更新日時
  • 朝方に付けた104円67銭から日銀会合後の104円97銭まで値幅は30銭
  • ドル・円、動きようがない状況となっている-NBCフィナンシャル

1日の東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=104円台後半で推移。日本銀行による金融政策据え置きや物価目標の達成時期の先送りは市場予想通りで、米連邦公開市場委員会(FOMC)や来週の米大統領選などの重要イベントを控えて小幅な値動きとなった。

  午後3時20分現在のドル・円は前日比横ばいの104円82銭。朝方に付けた104円67銭から、日銀会合の結果発表後の104円97銭まで30銭の値幅にとどまっている。

  三菱東京UFJ銀行グローバルマーケットリサーチの内田稔チーフアナリストは、日銀の決定について、「内容的には80兆円という量の看板を維持したことや経済物価の見通しをおおむね予想通り引き下げて、先行きについて慎重に見ていることが特徴的」だが、市場の焦点が米大統領選やFOMCにある中で、「為替も104~105円にあり、極めて中立的な内容」と指摘。「これで円安に持っていこうとするのは難しいだろう」と語った。

ドル・円は104円台後半

  日銀は1日、9月に導入した長短金利操作付き量的・質的緩和の枠組みによる金融調節方針の維持を決定した。従来2017年度中としていた2%の物価目標の達成時期は「18年度ごろ」に先送りした。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、43人中41人が今回の日銀会合での現状維持を予想していた。午後3時半からは黒田東彦総裁の会見が予定されている。

日銀会合の決定内容についてはこちらをご覧ください

  NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのデービッド・ルーディレクター(香港在勤)は、「市場の焦点が米大統領選挙に向かっている中で、政策変更期待のない日銀は材料としてスルーされてしまっている」とし、「12月の米利上げの可能性があることから売り込むことできない」と説明。一方で、「買ったとしても105円台は売り圧力強く、動きようがない状況となっている」と語った。

  米金利先物市場動向に基づくブルームバーグの算出によると、11月1、2日のFOMCでの利上げの予想確率は16%。年内の確率は71%となっている。

  豪ドルは上昇。オーストラリア準備銀行(中央銀行)はこの日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の1.5%に据え置くことを決めた。ブルームバーグの調査ではエコノミスト28人のうち22人が据え置きを予想していた。

  中国の10月の製造業および非製造業購買担当者指数(PMI)がいずれも前月から上昇したのを受けて、豪ドルは午前から堅調に推移していたが、豪中銀の政策発表後に買いが強まった、対ドルで一時前日比0.7%高の1豪ドル=0.7659ドルまで上昇。対円でも0.7%高の1豪ドル=80円31銭程度といずれも4営業日ぶり高値を付けた。

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