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グロース氏、トータルリターン戦略をジャナスで復活へ

  • ジャナスはプライベートのファンドとして提供へ
  • 投信としてもトータルリターン戦略を提供する予定だとグロース氏

ジャナス・キャピタル・グループで投資信託を運用しているビル・グロース氏が、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)時代のトータルリターン戦略を復活させる。

  事情に詳しい関係者によれば、ジャナスはプライベートのトータルリターン債券ファンドを機関投資家向けに設定し、グロース氏が運用を担当する。同氏はペンション・アンド・インベストメンツに対し、ジャナスが投信としてもトータルリターン戦略を提供する予定だと述べた。インタビューの内容が10月31日に公開された。

  グロース氏はPIMCOの「トータル・リターン・ファンド」の運用に数十年携わり、世界最大の債券ファンドに育て上げた。同ファンドの運用資産額は2013年4月に2930億ドル(約31兆円)とピークに達したが、グロース氏は内部対立で翌年PIMCOを去った。

PIMCO Co-Founder Bill Gross Interview

ジャナスのグロース氏

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  同氏の退職に伴い投資家がPIMCOのトータル・リターンから資金を引き揚げ、同ファンドの資産は今年9月末時点でわずか840億ドルに減少。ただ流出した資金は、グロース氏がジャナスで運用しているアンコンストレインド戦略の債券ファンドにはほとんど流れ込んでいない。

  モーニングスターのアナリスト、グレゴリー・ウォーレン氏は電話インタビューで、「PIMCOトータル・リターンは多くの資産を失い、それらの資金は分散していった」と指摘。ジャナスの新しいトータルリターン債券ファンドが「その一部を捉える機会になる可能性がある」との見方を示した。グロース氏(72)にコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

原題:Bill Gross’s Total-Return Strategy to Make Encore at Janus (1)(抜粋)

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