31日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。週末に行われた統一市長選挙で連立政権を構成する政党が大勝したことを受け、経済改革を推進していく上でテメル大統領の力が強まるとの観測が広がった。通貨レアルも高い。

  ボベスパ指数は前週末比1%高の64924.52で終了した。終値ベースでは2012年4月以来の高水準。ブラジル各紙によると、連立政権に参加している政党は市長選があった市のうち80%で勝利を収めた。国国紙エスタド・ジ・サンパウロが伝えたところによれば、エリゼウ・バジーリャ官房長官は今回の選挙結果について、テメル政権と同政権が掲げる歳出・財政赤字抑制という目標への支持の高さを示すことになったとして、政権の経済問題への対応に弾みを付けるものだと語った。レアルは0.2%高の1ドル=3.1936レアル。

  証券会社モダルマイスのチーフエコノミスト、アルバロ・バンデイラ氏はリオデジャネイロから取材に応じ、「選挙はテメル大統領と支援者からの支持の強さを示した。改革が進むのに伴い、ブラジル資産は年内さらに上昇余地がある」と語った。

  ボベスパ指数は月間ベースでは5カ月連続の上昇と、09年以来最長の上昇局面となっている。この日は銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングが3.5%高とボベスパ指数の上昇に寄与。同社は7-9月(第3四半期)の決算がアナリスト予想を上回った。同じく7-9月決算がアナリスト予想を上回った航空機メーカーのエンブラエルは、指数構成銘柄で値上がりトップ。同社は市場シェア獲得のために値引きはしない意向を示した。

  一方、ブラジル石油公社(ペトロブラス)は原油安を受けて下落。原油は1カ月ぶり安値となった。週末に開かれた石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による協議で減産合意の詳細を詰められなかったことが響いた。

原題:Brazil Real, Stocks Gain as Elections Seen Helping Spending Bill(抜粋)

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