カーニー英中銀総裁、19年6月まで続投の意向表明-任期全うせず

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  • カーニー氏は当初の予定よりも1年長く総裁の職にとどまる
  • 英と欧州との新たな関係への秩序立った移行を助けたいとカーニー氏

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は、予定よりも1年長い2019年まで総裁の職にとどまり、欧州連合(EU)離脱の過程で英国の金融政策のかじ取りを担う意向を明らかにした。

  カーニー総裁はハモンド英財務相に宛てた書簡で、当初予定していた18年の退任と21年の任期満了までの在任の中間を取り、19年6月まで総裁職にとどまることで「英国と欧州との新たな関係への秩序立った移行」を支援したいとの考えを示した。

英中銀のカーニー総裁

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  EU離脱の選択に伴う影響から英景気と金融市場を守る責任を担うカーニー総裁の去就をめぐり、数カ月にわたってさまざまな観測が広がっていたが、今回の意思表明でそうした臆測に終止符が打たれる。また、中銀の金融政策運営の継続性が保たれることで、EU離脱交渉の不透明な先行きへの投資家の不安も和らぐ可能性が高い。

  ハモンド財務相は「英経済にとって重大な時期に中銀のかじ取りを担うにふさわしい高度なリーダーシップ」の持ち主だと称賛し、カーニー氏の決定を歓迎した。同氏はメイ首相との関係がぎくしゃくしていると取り沙汰されていたが、この日首相とも会談した。ヘレン・バウアー首相報道官は中銀総裁に「間違いなく」最適な人材だと述べた。

原題:Carney to Stay at BOE Until June 2019 to Help Address Brexit (2)(抜粋)

(ハモンド財務相と首相報道官のコメントを追加して更新します.)
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