英金融機関の総収入を年1.5兆円押し上げも、EU離脱で-ロビー団体

  • 金融機関は「EUのお役所仕事」を減らすことが可能
  • EU離脱への警戒感を示す金融業界首脳とは対照的見解

英国の欧州連合(EU)離脱を受けて同国の大手銀行や金融機関の総収入が年間120億ポンド(約1兆5300億円)押し上げられる可能性がある。英国のEU離脱を支持するロビー団体のリーブ・ミーンズ・リーブが30日に公表したリポートでこうした見方を示した。

  リポートによると、英国は28カ国が加盟するEUから離脱すれば、「EU本部での堅苦しいお役所仕事」が減り、英国に拠点を置く金融機関の増収を助けられる。また、ロンドンがユーロ圏の金融危機や生き残りを懸けた闘いを回避することにつながるという。

  これとは対照的に、多数の金融業界首脳らはEU離脱への警戒感を表明しており、ロンドンの金融街シティーで数万人の雇用が失われ、多額の収入と税収を失うリスクがあると主張している。英バークレイズのジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)は28日、EU離脱の影響を相殺するためEU域内に事業を移転する漸進的措置を検討すると述べた。

  リーブ・ミーンズ・リーブの共同会長、リチャード・タイス氏は電子メールで、「英国はEUから離脱することで極めて有望で有利な将来を描ける。不要な規制を減らすことができる上に、司法権が英国に戻るため、多くの機会が開かれる」と指摘した。

原題:U.K. Banks May Gain $14.6 Billion Yearly Leaving EU, Says Lobby(抜粋)

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