スペイン:ラホイ政権発足へ、難しい政権運営に-政治空白解消でも

  • 少数与党政権のため政権運営は厳しくなる見込み
  • ユーロ圏4位のスペイン経済は若干安定化する見通し

昨年12月の総選挙以降、連立協議の不調で10カ月間、新政権が発足できない状態が続いていたスペインで29日、与党・国民党を率いるラホイ首相の続投の是非を問う信任投票が下院で実施され、同首相は賛成多数で信任された。しかし少数与党のため、首相は難しい政権運営を迫られることになる。

ラホイ首相(26日)

Photographer: Javier Soriano/AFP via Getty Images

  29日夜に行われた下院(定数350)の信任投票の結果は賛成170、反対111だった。国民党に加え、シウダダノスのリベラル派議員が賛成に回った。最大野党の社会労働党議員68人がラホイ首相の政策プログラムには反対するとしながらも投票を棄権し、続投を認めた。

  ユーロ圏ではドイツとフランスが来年に総選挙を控えているほか、イタリアが今年12月に憲法改正の是非を問う国民投票を予定している。スペインは新政権発足で、ユーロ圏4位の規模の同国経済は若干安定する見通しだ。しかし財政赤字対策や失業率の一段の低下を目指す少数与党政権が議会を御するのは難しそうだ。

原題:Rajoy Takes Power in Spain Promising Dialogue and More Jobs (2)(抜粋)

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