ヘッジファンドのシトリン、今年最も好調な金属「亜鉛」に懐疑的見方

  • シトリンは生き残っている数少ない金属ヘッジファンドの一つ
  • シトリン:亜鉛が近く大幅な供給不足にとの見方、あまり信頼置かず

生き残っている数少ない金属ヘッジファンドの一つ、シトリン・キャピタル・マネジメントは、今年の亜鉛価格上昇に対して懐疑的な見方をしている。

  亜鉛価格は今年に入って49%上昇し、ブルームバーグの商品指数を構成する22品目のうち最高のパフォーマンスを示している。グレンコアなどの鉱山会社が昨年減産を実施し、一部の老朽化鉱山を閉鎖したことを受け、供給不足が生じるとの観測が高まり、亜鉛価格は上昇してきた。

  一部のアナリストは精錬亜鉛の需要が今年、生産を上回ると予想しているが、シトリン・キャピタル・マネジメントは亜鉛市場が引き続きわずかな供給過剰になっていると指摘する。

  同社の創業者、ポール・クローン氏は先週のインタビューで「多くの市場関係者が予想しているように、亜鉛が近く大幅な供給不足になるとの見方にはあまり信頼を置かない。これほどの高値水準で生産が再開しつつあり、価格が現時点の実際のファンダメンタルズ(需給関係)を上回っているのではないかと疑問に思う」と述べた。

  シトリンは、金属のみに投資するヘッジファンドとしてはレッド・カイト・グループなどと共に生き残っている数少ないファンドの一つ。

原題:Hedge Fund Citrine Is Skeptical About the Year’s Best Metal(抜粋)

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