OPEC減産への参加免除要求相次ぎ、原油売りポジション増加

  • WTIの下落見込む売りポジションが5週間ぶりに増加-CFTC
  • OPEC内部の足並み乱れ、非加盟国との生産調整進まず

原油供給削減計画への参加免除を求める石油輸出国機構(OPEC)加盟国が増える中で、投資家らは原油価格が下落すると予想している。

  OPECは8年ぶりに減産で合意したが、イランやナイジェリア、リビアに加えて、イラクも減産への参加免除を要求。資産運用会社によるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の価格下落を見込む売りポジションは5週間ぶりに増加した。OPECは9月28日に減産で合意し、これを受けて原油先物価格は上昇した。ただ、減産の実施方法をめぐりOPEC内部で加盟国間の意見が一致しておらず、こうした足並みの乱れがウィーンで先週末開かれた協議でのOPECと非OPEC主要産油国との生産調整を阻む結果となった。

  プライベート・クライアント・グループ・オブ・USバンクの地域投資マネジャー、マーク・ワトキンス氏は「OPECが減産実施について合意するのは不可能かもしれない。現実的に最も期待できるのは増産凍結だ。イランやリビア、ナイジェリアは、生産が途絶する前の水準への増産を容認される可能性が高い」と指摘する。

  シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は「市場がシフトするための時間はたっぷりある。11月30日の総会前に恐らく再びシフトが起きるだろう」と予想。「OPEC総会で全ての疑問に答えが出るとは限らない。合意順守について評価し、市場に実際の影響があるかどうか分かるまでにはさらに時間を要する」との見方を示した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドによるWTIの売りポジションが25日終了週に増加する一方、買いポジションは減少し、買越残高は8%減った。

原題:More OPEC Exemption Requests Spur Wagers on Oil Price Declines(抜粋)

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