OPECと非加盟国、生産調整で合意に至らず-加盟国の足並み乱れ

  • 減産合意の成否はイランとイラクの立場にかかっている
  • ロシアとオマーンはOPEC内で合意した場合に限り参加の意向

石油輸出国機構(OPEC)加盟国は、先月合意した原油減産を具体的にどう実施するかで一致できず、こうした内部の足並みの乱れがOPEC非加盟国との生産調整を阻む結果となった。

  ウィーンで28、29両日、のべ18時間強にわたった協議は、今後も話し合いを継続するとの約束以外、ほとんど何の結論にも至らなかった。次回協議は11月後半の予定で、OPECが合意の細部を正式決定する11月30日の定例総会の数日前になる。

  ブラジル鉱業・エネルギー省の石油・天然ガス行政責任者マルシオ・フェリックス氏は会合後の電話インタビューで、非加盟国は29日のOPECとの協議で供給に関して何ら公約しなかったと説明。ブラジルは来年にもOPECと主要産油国との会合を主催するのにやぶさかではないとしながらも、原油生産を制限するつもりはないと明言した。

足並みの乱れ露呈したOPEC

Photographer: Vladimir Weiss/Bloomberg

  アゼルバイジャンのアリエフ・エネルギー相は、減産よりも増産を望んでいるイランとイラクの2カ国がこのプロセスの鍵を握っていると指摘。カザフスタンのミルザガリエフ副エネルギー相は29日の協議について「第1段階」としては成功とした上で、産油国は対話を続け、減産開始を可能にするためには「現実的な数字を出す」必要があると主張した。

  28日のOPEC内の協議は、減産の免除を求めるイランとイラク両国の役割をめぐり暗礁に乗り上げた。非加盟国のオマーンは29日、供給の調整に協調する用意はあるが、OPEC内部で合意するまで具体的な減産目標を公約できないと表明した。

  29日の協議参加者2人によると、OPEC非加盟国の具体的な生産抑制は議論されなかった。またロシアはOPEC内部でまず合意が成立することを前提に、減産よりも増産凍結を望む姿勢をあらためて示したという。

原題:OPEC Splits Prevent Deal With Other Producers to Curb Supply (3)(抜粋)

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