ステート・ストリート、1年半続けた円ロングを解消-日銀を様子見

  • 円の上昇に陰り見え、投資スタンスを中立に変更
  • 日銀の新政策、実際面の意味が不明瞭-クラウノーバー氏

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズはドル安・円高の進行を見込んだ持ち高を解消した。円は先進国通貨のうち年初来のパフォーマンスが最高だが、最近は上昇の勢いに陰りが見え始めた。同社はまた、日本銀行が新たに打ち出した長短金利操作の枠組みが明確になるのを待っている。

  2.3兆ドル(約242兆円)の資産を運用する同社の通貨運用責任者、コリン・クラウノーバー氏は27日にシドニーでインタビューに応じ、日本の経済指標が軟化したため「バリュエーションの観点から」1年半にわたり維持している円の買い持ち(ロング)を削減したと明らかにした。

  日本銀行は9月21日にマネーサプライ拡大の固定的目標から一歩引き、イールドカーブの操作に軸足を移す方針を表明した。

  クラウノーバー氏は「利回りに焦点を当てたこの新たな政策手法は一見すると単純だが、実際にどのような意味を持つのかやや不明瞭だ」と指摘。「これは実際に量的緩和のテーパリングなのか、拡大なのか、個人的にはまだ判断つきかねる。これについて把握できるまで、円について大きなリスクを取りたくはない。現在は基本的に中立的なスタンスとした」と説明した。

原題:State Street Cuts Bullish Yen Bets as 2017’s Top Performer Fades(抜粋)

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