日産自は英政府に工場閉鎖の可能性を通告-関係者

日産自動車は英国政府に対して欧州連合(EU)離脱後に同国内の生産を停止する公算があると伝えた後で、同国での投資継続を決定した。非公開の協議の事情を知る関係者1人が28日に明らかにした。

  日産自は27日、英サンダーランド工場で生産しているSUV「キャシュカイ」と「エクストレイル」について次期型モデルの生産継続を発表。同社は1カ月前に、想定される関税で英国内で最大の自動車工場への投資に影響が出るかもしれないと警告していた。

  同関係者によると、日産自はサンダーランド工場で2つの次期型モデルを生産しなければ、最終的に工場閉鎖につながるだろうと英政府に明確にした。関係者は協議が部外秘だとして引き続き匿名を条件に語った。

  メイ英首相のスポークスマン、グレッグ・スウィフト氏はロンドンで記者団に対し、「日産自や」自動車業界全体への「特別の扱いはなかった」と述べた。だが、英政府は日産自が英EU離脱の影響を緩和するために取らざるを得ない可能性がある措置について、通告されていたことになる。

  スーブリ前ビジネス担当閣外相は28日のBBCラジオとのインタビューで、メイ政権が英EU離脱後に自動車産業界に課される関税を負担するために税金を使うと約束したかどうか公表すべきだと指摘。

  同氏は「関税を緩和する何らかの保証がなかったとすれば非常に驚きだ」と語った。同氏によれば、6月の英国民投票前に日産自の関係者と会った際、関係者が主な懸念は関税だと述べていたという。

原題:Nissan Said to Have Informed U.K. That Car Plant Would Be Closed(抜粋)

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