米国債(28日):2年債上昇、クリントン氏のメール調査再開で

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28日の米国債は2年債が上昇。米連邦捜査局(FBI)がクリントン民主党大統領候補が国務長官時代に私的な電子メール・サーバーを使っていた問題をめぐる調査を再開すると明らかにした。

  先物市場動向によると、12月までの米利上げを見込む確率は70%を切った。この報道が伝えられる前は74%だった。この算出は次回の利上げ後に実効フェデラルファ ンド(FF)金利が平均0.625%になるとの仮定に基づく。

  MUFGセキュリティーズアメリカのシニア米国債トレーダー、トーマス・ロス氏(ニューヨーク在勤)は「クリントン候補の電子メールをめぐる調査再開で、トランプ共和党候補が勝利した場合、債券市場で何が起きるのかということを垣間見た」と述べ、「市場は明らかにトランプ候補の勝利は株式市場にとって悪材料であり、景気により一層の不透明感をもたらすだろうと考えている。従って米金融政策当局は利上げを見送る可能性がある」と続けた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、2年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して0.85%。同年債価格(表面利率0.75%、償還期限2018年10月)は2/32上げて99 25/32。

  ジェフリーズのチーフ金融エコノミスト、ウォード・マッカーシー氏は、「クリントン候補が
有力視されている一方で、トランプ候補はワイルドカードと見られている。その観点から見ると、(クリントン候補のリードが縮小した場合に)市場参加者は積極的にリスクを取ることはない」と述べた。

原題:December Fed Rate-Hike Odds Slide Below 70% on FBI Clinton Probe(抜粋)

(第2段落を書き換え、相場を更新し、最終段落を加えます.)
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