中国工商銀行、不良債権引当率がさらに低下-当局の基準大きく下回る

  • 9月末の引当率は136%に落ち込む、当局の最低基準は150%
  • 中国建設銀行も当局の基準割り込む

総資産で世界最大の銀行である中国工商銀行は、不良債権引当率が当局の定める最低基準を下回った。7-9月(第3四半期)により大幅な減益となるのを回避した格好だ。

  同行が28日に香港証券取引所に提出した書類によると、9月末の引当率は136%に低下した。当局が定める最低基準は150%。一方、7-9月の純利益は前年同期比0.2%減の725億8000万元(約1兆1275億円)だった。

  中国経済は今のところ安定しているものの、アナリストの一部は乱脈融資のツケで向こう数年間に政府による銀行救済が必要になると予想している。

  中国の大手銀行は膨らむ不良債権に対処しつつ、利益の減少を回避しようと苦しい闘いを続けている。中国建設銀行も27日に発表した決算で、引当率が当局の最低基準を割り込んだことを明らかにした。

原題:ICBC Bad-Loan Buffer Sinks Further Below Regulatory Minimum (2)(抜粋)

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