ユーロ圏:10月の景況感が改善-7~9月の仏GDPはプラスに

  • 景況感指数は106.3に上昇、昨年12月以来の高水準に
  • 7-9月のユーロ圏GDPは31日発表

ユーロ圏の景況感指数が今月、10カ月ぶりの高水準となった。フランスの景気持ち直しやスペイン経済好調で、19カ国から成るユーロ圏経済の弾力性を示す新たな兆候が示されている。

  欧州連合(EU)の欧州委員会が28日発表した10月のユーロ圏景況感指数は106.3と、9月の104.9を上回り、昨年12月以来の高水準に達した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では、9月と同水準にとどまると見込まれていた。

  ユーロ圏各国の成長率に開きがあり、景気てこ入れとインフレ率押し上げを狙った異例の刺激策を維持するよう欧州中央銀行(ECB)に対する圧力が続いている。

  ウニクレディト(ミラノ)のユーロ圏担当チーフエコノミスト、マルコ・バリ氏は、「成長見通しは引き続き控え目なものの、景気回復は弾力性がある」と指摘。「成長を支えている金融政策だが、基調的なインフレトレンドまでは影響が及んでいない。ECBは、計画通りに展開する成長に関する統計よりも、インフレトレンドにずっと大きな焦点を絞ることになるだろう」と語った。

  この日発表された7-9月(第3四半期)国内総生産(GDP)統計で、フランスは前期比0.2%増となった。4-6月(第2四半期)は0.1%減だった。7-9月期のスペイン経済は前期比0.7%増。4-6月期からわずかに減速したものの、他のユーロ諸国を上回る成長率が続いている。EU統計局(ユーロスタット)はユーロ圏の7-9月期GDPを31日に発表する。

原題:Euro-Area Confidence Jumps as France Rebounds, Spain Expands(抜粋)

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