ノボ・ノルディスク、長期の増益率見通しを半分に引き下げ-株価急落

  • 経口投与型インスリン製剤の開発は打ち切り
  • 2016年通期業績見通しは再度の下方修正

世界最大のインスリンメーカー、デンマークのノボ・ノルディスクは、長期の増益率見通しを従来の半分に引き下げた。最大市場の米国で価格圧力が強まっていることが理由。これを受けて同社株価は過去14年強で最大の下げに見舞われた。

  28日の発表によると、長期的な営業利益の伸びは平均5%を目標にするとし、2月に示した10%から下方修正した。2016年通期の見通しについても2度目の下方修正を明らかにし、17年の営業利益は前年比で「横ばいから1桁台前半の伸び」、売上高は「1桁台前半」の伸びにとどまると予想した。

  コペンハーゲン市場に上場するノボ・ノルディスクの株価はこの発表で一時20%近く急落し、2002年7月以来の下げ幅を記録。同社は下方修正について米国での事業環境が「著しく厳しさを増している」ことを反映したものだとし、高価で新たな糖尿病治療薬に対し薬剤給付管理会社から強い値下げ要求があると指摘した。

  ノボ・ノルディスクは過去数カ月で最高経営責任者(CEO)を交代し、約1000人の人員削減を実施した。この日はまた、経口投与型インスリン製剤に絡む調査・開発を打ち切る方針も明らかにした。

原題:Novo Plunges After Slashing Long-Term Growth Target for Earnings(抜粋)

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