UBS:7-9月期は税引き前で11%増益、経費削減が寄与

更新日時
  • 投資銀行部門の税引き前利益は68%減
  • ウェルスマネジメント部門の税引き前利益は21%減

スイスの銀行UBSグループの7-9月(第3四半期)決算では、税引き前利益が前年同期比で11%増加した。ウェルスマネジメント事業や投資銀行業務が減益となったものの、経費削減が寄与した。

  28日の発表資料によると、税引き前利益は8億7700万スイス・フラン(約928億円)と、前年同期の7億8800万フランから増加した。ブルームバーグが集計したアナリスト6人の予想平均は8億6200万フラン。同行は引き続き経費を削減する方針を示した。

  UBSは発表資料で「予想を上回る規制対応コストを相殺する措置を取り続ける」と説明。「マクロ経済の潜在的な不確実性や地政学的緊張が引き続き、顧客のリスク回避や総じて低調な売買高につながった。予想より低めかつマイナスの金利が依然として相当な逆風になっている」と分析した。

UBSのロゴ

Photographer: Matthew Lloyd/Bloomberg

  セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は、記録的な低金利や新興市場の不振、顧客の売買意欲低下で利益が損なわれる中、一層の経費削減を迫られており、一部の収益性目標の取り下げを余儀なくされた。

  投資銀行部門の税引き前利益は68%減の1億6100万フラン。株式トレーディングや株・社債発行支援業務の減収が響いた。ウェルスマネジメント部門の税引き前利益は21%減の5億400万フラン。

原題:UBS Third-Quarter Pretax Profit Rises 11% on Lower Costs(抜粋)

(部門別業績を追加して更新します.)
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