米シティの金利スワップチームが3億ドル稼ぐ、規制強化でも-関係者

  • 利益を上げたのはジェフ・ウェバー氏率いる金利スワップチーム
  • リスクテーク抑制目的の銀行規制強化後の成功例-ゴールドマンも

シティグループのデリバティブ(金融派生商品)トレーダーから成るチームが今年、約3億ドル(約316億円)の収入を上げたと、事情を直接知る関係者が明らかにした。中央銀行の金融政策を的確に予想したい企業や投資家相手の業務で高収益を得たという。

  シティによる内訳公表はないとして匿名を条件に語った関係者によると、このチームはドル建て金利スワップ担当デスクで、ジェフ・ウェバー氏(ニューヨーク在勤)が率いている。関係者の1人によれば、同チームにはダン・リードベター氏、ダニエル・ゴットランダー氏、マーク・ザグスキン氏らが所属する。

シティの支店

Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

  このパフォーマンスは、金融危機後のリスクテーク抑制で当局が銀行規制を強めても、トレーダーが比較的大きな利益を上げることができる状況を裏付けている。シティ以外には、ゴールドマン・サックス・グループのトレーダー、トーマス・マラフロンテ氏が今年の早い時期に割安なジャンク(投資不適格級)債への投資で1億ドル以上を稼いだ例がある。

  自己勘定取引を制限するいわゆる「ボルカー・ルール」の導入で、銀行のトレーダーは現在は主に顧客の証券売買を助け、その過程でスプレッドや値動きから利益を得る。マラフロンテ氏は高利回り債を売りたがっていた顧客から買い取り、それを別の買い手に売却したと、事情に詳しい関係者は話した。同氏のパフォーマンスについては、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先週伝えている。

  シティの広報担当、スコット・ヘルフマン氏はウェバー氏の取引の詳細についてコメントを控えた。

原題:Citigroup Trading Desk Said to Reap $300 Million on Rate Swaps(抜粋)

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