欧州株:ほぼ変わらず、決算まちまち-ノキア下落、バークレイズ上げる

27日の欧州株式相場はほぼ変わらず。ABBやバークレイズなどが発表した業績が企業の健全性についてまちまちの状況を示唆したことが背景にある。

  電力システムを手掛けるスイスのABBは受注減少が嫌気されて6.6%安。フィンランドの通信機器メーカー、ノキアは7.6%急落。無線ネットワーク機器の需要低迷が今期売り上げを圧迫するとの見通しが嫌気された。一方、英銀バークレイズは増益を手掛かりに4.8%上昇した。

  指標のストックス欧州600指数は前日比ほぼ変わらずの341.71で終了。この日は前日終値を挟んで上下0.5%のレンジで推移した。月間ベースで下げており、このまま行けば今年初の2カ月連続安となる。

  オフィ・ジェスチョン・プリべ(パリ)の運用担当者ジャック・ポルタ氏は「決算シーズン真っただ中に企業決算の力強さと質を基に相場が上下動する典型的なケースだ」とし、「経済状況を踏まえると、欧州企業の業績見通しは弱い。マクロ経済の先行きも米国ほど堅固ではない」と語った。

  個別銘柄では、スペインの通信サービス会社テレフォニカが1%安。英携帯電話部門の売却を実現できなかった同社は、減配方針を示した。オランダの半導体製造装置メーカー、ASMインターナショナルは3.6%下落。第3四半期売上高が落ち込んだことが嫌気された。一方、半導体メーカー、STマイクロエレクトロニクスは10%急伸。第4四半期の粗利益率見通しが予想を上回った。

原題:European Stocks Little Changed Amid Earnings From ABB, Barclays(抜粋)

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