バークレイズ:7-9月は35%増益-債券トレーディングがけん引

更新日時
  • 債券トレーディング収入が40%増加し、この2年余りの最高水準に
  • 業績は「予想よりかなり良かった」とアナリスト

英銀バークレイズの7-9月(第3四半期)利益は35%増加した。債券トレーディング収入が大幅に増え、この2年余りの最高となった。

  27日の発表によると、税引き前利益は8億3700万ポンド(約1070億円)。前年同期は6億1900万ポンドだった。一部項目を除いたベースでは17億ポンドで、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト5人の予想平均(15億3000万ポンド)を上回った。

バークレイズのロゴ

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  バークレイズの投資銀行部門はここ数年、リターンが同行の他部門を下回っていたが、今回の結果はジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)にとって、投資銀を維持することの利点を投資家に納得させるのに寄与する可能性がある。同CEOは投資銀部門がリテール(小口)部門と釣り合いを取るとして、投資銀のスピンオフ(分離・独立)を求める意見を「近視眼的だ」として退けてきた。アナリストらはリテールについて、英国の欧州連合(EU)離脱選択後に英景気が減速する影響を受けると予想している。

  JPモルガン・チェースのアナリスト、ラウル・シンハ氏は顧客向けリポートで「バークレイズの業績は、ヘッドラインレベルでは予想よりかなり良い。投資銀部門と非中核事業の力強い伸びがけん引した」と指摘した。

  債券トレーディング収入は9億4700万ポンドと、前年同期比で40%増加した。アナリスト6人の予想平均は8億7600万ポンドだった。

  債券トレーディングについては、米国の大手投資銀5行も合わせて49%収入を伸ばした。英国が市場予想に反して国民投票でEU離脱を選んだことや各国・地域の中央銀行の金利に関する方向性の異なる見通し、短期金融市場の規制変更などが取引活発化につながった。

  バークレイズの投資銀の手数料収入は29%増加し、株式トレーディング収入は11%増の4億6100万ポンドとなった。

原題:Barclays Posts 35% Jump in Profit on Bond Trading Revenue (1)(抜粋)

(第4段落以降に市場の見方や詳細を追加して更新します.)
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