ヘッジファンドの不振どこ吹く風、アジアのクレジットファンド絶好調

  • セリカやトリアダ・キャピタルのアジア債ファンドの成績が好調
  • 商品相場の反発や一部アジア通貨の上昇が寄与

ヘッジファンドの不振はどこの話かと言わんばかりに、アジアの一部ヘッジファンドが新興市場債の相場上昇の波に乗り、世界全体を上回る利益を上げている。

  セリカ・パートナーズ・アジアのクレジットファンドは年初来リターンがプラス30%だと、事情に詳しい関係者が明らかにした。また、トリアダ・キャピタルによると、同社のヘッジファンドは1-9月の成績がプラス27%。アジアのクレジットに特化するヘッジファンドに絞ると、リターンはあらゆる戦略を対象とする世界のヘッジファンド指数の2倍近くになったことが、ユーリカヘッジの調べで分かっている。

アジアの一部ヘッジファンドは好調

Photographer: Xaume Olleros/Bloomberg

  アジアでは中国や日本株投資が低迷してきたため、クレジット系ヘッジファンドが好調分野として浮上。ヘッジファンド業界は世界的には成績不振で、近年では最悪の信頼感喪失危機に見舞われている。

  アジア特化のクレジット系ヘッジファンドの1-9月運用成績はプラス6.5%で、ユーリカヘッジがまとめる世界のヘッジファンド指数の3.3%の倍近くだった。同社によると、アジアのこうしたファンドの8割前後が今年これまでプラスの成績。商品相場の反発やインドネシア・ルピアなど域内の一部通貨の上昇が寄与したという。

原題:Credit Hedge Funds Buck Industry Doldrums as Asian Bets Rally(抜粋)

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