黒田日銀総裁:超長期金利もう少し上がってもおかしくない

  • もう少し上がっても下げないといけないとは考えず-黒田総裁
  • 超長期投資家のことも考えている-参院財政金融委で答弁

日本銀行の黒田東彦総裁は27日の参院財政金融委員会で、超長期の金利が現在よりも多少上昇してもおかしくはなく、直ちに引き下げに動く必要性もないとの考えを示した。

  黒田総裁は金利動向について「超長期のところがもう少し金利が上がってもおかしくない。上がったら下げなくはいけないと考えるかどうかと言われると、今のところそういうふうには思っていない」と述べた。その上で「そういった意味で超長期債の投資家の状況も当然ながら十分考慮している」と述べた。

  風間直樹氏(民進)が、マイナス金利導入による機関投資家の超長期運用への影響について質問したのに答弁した。黒田総裁は「超長期、長期含めてイールドカーブが下がってどんどんフラット化したらいいとは考えていない」とも述べた。

黒田日銀総裁

Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg

  27日の債券市場では、超長期債のうち20年債の利回りは0.375%で推移している。日銀が新枠組みを発表する前日の9月20日は0.4%台で取引されていた。

  日銀は9月21日の金融政策決定会合で、マネタリーベースを操作目標としてきた政策を長期金利と短期金利を操作目標とする枠組みに変更。短期金利のマイナス0.1%を維持する一方で、10年物国債利回りは0%程度とすることを決定した。 

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