統計学の天才はクリントン氏勝利に慎重-数学オタクに投票呼び掛け

  • ネイト・シルバー氏に数学博物館主催のイベント会場でインタビュー
  • クリントン氏の勝算85%としても、トランプ氏には15%の確率残る

世論調査や政治・スポーツに関する統計データなどを分析するファイブサーティーエイトの創業者、ネイト・シルバー氏は大統領選が2週間後に迫った25日の夕べをニューヨークにある数学博物館 (MoMath)主催のイベントで過ごした。

  マンハッタンのイベント会場でのインタビューで大統領選について尋ねると、同氏は「私は慎重な男だ」と語り、民主党候補ヒラリー・クリントン氏の勝算が85%としても、共和党候補「ドナルド・トランプ氏が勝つ確率はそれでもまだ15%ある」と付け加えた。

シルバー氏(右)

Photographer: Amanda Gordon/Bloomberg

  シルバー氏はこの考え方や確率の数字を夕食会後の質疑応答でも繰り返した。クリントン氏に言及すると、会場からは拍手が湧き、トランプ氏の名前を出すと、拍手が小さくなった。リバタリアン党のゲーリー・ジョンソン氏の支持者はいないかとの問いに対する拍手はまばらだった。

  聴衆の中にはクオンツの帝王の異名を持つジェームズ・シモンズ氏やオッペンハイマー・ファンズのアート・スタインメッツ最高経営責任者(CEO)らがおり、彼らからシルバー氏は大喝采を浴びた。

  MoMathの理事を務めるツー・シグマ・インベストメンツのジョン・オーバーデック氏によると、「どの分野であれ、データサイエンスを手掛ける者にとってシルバー氏はヒーロー」という。

  そんなシルバー氏は数学オタクにこう呼び掛けた。自分のサイトをフォローするだけではなく、投票しろと。「世論調査が間違っていることはあり得る。ロシアンルーレットとは違うのだから、皆きちんと投票すべきだ」と訴えた。

原題:Nate Silver Tells Math Nerds He’s Cautious on Clinton’s Chances(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE