豪NAB:16年9月期は調整後で4%増益-市場予想上回る

  • 純利益は94%減-傘下の英銀スピンオフや生保事業売却に伴う損失で
  • 1株当たり0.99豪ドルの最終配当を維持-不良債権は7%増加

資産規模で豪州3位の銀行、ナショナルオーストラリア銀行(NAB)が27日発表した2016年9月期決算では、一部項目を除いた調整後の利益が4%増加した。国内の銀行業務やウェルスマネジメント事業が寄与した。

  当局への届け出によると、一時的な項目を除いた利益(監査前)は64億8000万豪ドル(5180億円)と、 前期の58億4000万豪ドルから増加。ブルームバーグがまとめたアナリスト9人の予想平均は63億9000万豪ドルだった。豪銀行業界が資金調達コストの上昇や利ざや縮小、貸倒損失の増加などの逆風に見舞われる中、NABは予想を上回る利益を達成した。

  アンドリュー・ソーバーン最高経営責任者(CEO)の下、同行は豪州・ニュージーランド事業に集中するため、この1年間で低リターン資産からの撤退を加速。今年は生保事業の株式80%を売却し、傘下の英クライズデール銀行をスピンオフした。これに伴う損失を反映し、通期の純利益は94%減の3億5200万豪ドルとなった。

  最終配当は1株当たり0.99豪ドルに維持。不良債権は7%増加し8億豪ドルとなった。

原題:National Australia Bank Profit Rises 4%, Beating Estimates (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE