米国株:S&P500種が小幅続落、ヘルスケアやハイテクに売り

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26日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小幅続落。企業決算や業績見通しを受け、もみ合う場面が目立った。金融や工業株が上昇する一方、ヘルスケアやハイテク銘柄が下落した。

  アップルの見通しが失望を誘い、ハイテク株を圧迫。売上高が予想を下回ったエドワーズライフサイエンスはヘルスケア株を押し下げた。半面、決算が好感されたボーイングは1年9カ月ぶりの大幅高となった。利益見通しを上方修正したモンデリーズ・インターナショナルは上昇。米国債利回りが6月に付けた高水準に近づく中、KBW銀行株指数は年初来高値を更新した。

  S&P500種株価指数は0.2%安の2139.43で終了。一時0.5%下げた後、下げを埋める場面もあった。一方、ダウ工業株30種平均は30.06ドル(0.2%)高い18199.33ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.6%安。

NY証取のトレーディングフロア

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントのチーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ジェーコブセン氏は「ダウ、S&P、ナスダックがそれぞれ違った方向に向かうのは珍しい。わずかな銘柄やセクターの目立った動きでそうなることが多いため、ダウやS&Pにないものをナスダックが示唆していると判断しないことが肝要だ。それでも注目を集める珍しい現象ではある」と語った。

  インテルや3M、アップルの見通しが失望を誘い、決算シーズンがまだら模様となっているため最近は上昇に勢いがなく、S&P500種は3日以上の連続高を5週間近く経験していない。これまでに決算を発表したS&P500種構成銘柄のうち、78%は予想を上回る利益を計上した。売上高が予想を上回ったのは62%。アナリストの利益予想はなお前年同期比で横ばいとなっている。27日はグーグルの親会社アルファベットやアマゾン・ドット・コムが決算を発表する予定。

  チポトレ・メキシカン・グリルは3年ぶり安値。売上高が予想に達せず、昨年の大腸菌感染問題からの回復に苦慮していることがうかがえる。

  一方、バイオジェンは3.7%高。多発性硬化症治療薬の売上高が10%増加し、第3四半期の利益は予想を上回った。

原題:S&P 500 Index Slips Amid Health-Care Earnings, Apple Sales View(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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