サウジ、OPEC合意で減産幅拡大必要か-イラクも参加除外を要求

  • 減産が免除されたナイジェリアとリビアでは原油生産が回復
  • イラクもアルジェで合意した減産計画からの除外求める

サウジアラビアは、一段と大幅で財政面で痛みを伴う原油生産削減を余儀なくされる可能性がある。アルジェリアの首都アルジェで9月に合意された石油輸出国機構(OPEC)による減産への参加について、イラクも除外を求めているためだ。

  OPEC2位の産油国であるイラクに加え、イランも既に免除を求めている。内戦により石油業界が打撃を受けていることから減産への参加が免除されたナイジェリアとリビアでは、原油生産が回復している。総合すると、OPECの産油量の3分の1以上が減産計画から除外される状況だ。

  ペトロマトリックスのコンサルタント、オリビエ・ジャコブ氏は、イラクが減産への参加除外を申し出たことを受け、OPECの4つの頭文字は「Organization of Producers Exempt from Cuts(減産を除外される産油国の機構)」を意味するかのようだとツイッターでつぶやいた。

  こうしたOPEC内の足並みの乱れは、サウジがアルジェでの減産決定後、OPEC内でより大きな負担を背負い市場シェアを他の産油国に譲るか、減産の条件を緩和し信頼低下を招くかという難しい選択を迫られていることを示している。最悪のシナリオでは、サウジは日量100万バレル以上の減産が必要となり、その場合、同国の産油量は2年ぶりの低水準に落ち込む。

  アルジェでの減産合意後、原油価格は15%余り上昇しているものの、その代償が膨らむことは明確になりつつある。サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相はここ2週間、戦略を練る時間を設けているようだ。先週のロンドンでの講演では、OPECによる減産とともに増産凍結の可能性について言及した。また、世界の供給調整にOPEC非加盟国が参加する必要性を強調した。

原題:Saudi Arabia Faces Deeper OPEC Cuts After Iraq Opts Out of Deal(抜粋)

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