オーストラリアのインフレ、7-9月に加速-利下げ圧力和らぐ

更新日時
  • 7-9月のCPIは前期比0.7%上昇、予想上回る伸び
  • トレーダーが織り込む11月利下げの確率は5%余り

オーストラリアの消費者物価指数(CPI)は7-9月(第3四半期)に伸びが加速した。これを受けて豪ドルは対米ドルで上昇し、短期金融市場では利下げ観測が後退した。

  豪統計局の26日発表によると、7-9月のCPIは前期比0.7%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値で0.5%の伸びが見込まれていた。コアインフレを示すトリム平均の伸び率は0.4%と、予想と一致。前年同期比では全体のCPIが1.3%上昇(予想は1.1%上昇)、トリム平均は1.7%上昇(予想通り)だった。

  豪ドルはシドニー時間午後0時40分(日本時間午前10時40分)現在、1豪ドル=0.7688米ドル。一時は0.7709米ドルを付けていた。統計発表前は0.7642米ドル。

  トレーダーが現時点で織り込んでいる11月1日の利下げの確率は5%余りにすぎず、向こう1年間でも30%を下回っている。

  マッコーリー銀行の経済調査責任者、ジェームズ・マッキンタイア氏は「11月の利下げが予想外に実施されるリスクが後退している」と指摘。「われわれの見解では為替相場や原油価格、失業率、最近の国内総生産(GDP)成長率といった他の主要な要因は、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が11月に見込まれている見通し修正で利下げを余儀なくされるほどの下押し圧力を示していない」と述べた。

原題:Australia’s Inflation Accelerates, Easing Pressure for Rate Cuts(抜粋)

(最新の豪ドル相場やコメントなどを追加して更新します.)
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