米国株:反落、大手の見通しが強弱まちまち-消費者信頼感低下

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25日の米株式相場は反落。大手企業の見通しが強弱まちまちとなった上、消費者信頼感指数の低下を受けて、景気先行き懸念が強まった。

  業績見通しを下方修正したキャタピラーや3Mなどの優良株が下落。一方、ユナイテッド・テクノロジーズやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の決算は楽観を強めた。

  インスティネットのエグゼクティブディレクター、フランク・カッペレリ氏は「決算シーズンの真っただ中にあることを考慮すれば、毎日のように鋭い反応があるだろう。それを除けば、相場展開は過去2カ月と比べて大差はない」と述べた。

米消費者信頼感が低下

Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

  S&P500種株価指数は前日比0.4%安の2143.16。ダウ工業株30種平均は53.76ドル(0.3%)安い18169.27ドルで終えた。

  ファストフードチェーンや電気製品メーカー、スポーツウエア企業などの決算が失望を誘い、選択的消費株が売られた。

  最近の賃金上昇が個人消費の増加につながると予想していた投資家が混乱し、ソニックは17%安、アンダー・アーマーはほぼ8年ぶりの大幅安。ワールプールは11%下げた。

  10月の米消費者信頼感指数は市場予想以上の落ち込みとなった。28日発表の第3四半期の国内総生産(GDP)を控え、消費関連企業の低調な業績は個人消費が軟化する可能性を示唆している。

  ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントのチーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ジェーコブセン氏は「消費者信頼感指数はかなり予想外だったが、2カ月前に悪い小売売上高が発表された後、株価はそこそこの回復を示した。米消費者をめぐる統計は強弱が激しく、トレンドを判断するのは難しい」と指摘した。

  選択的消費株は1.2%下落し、6週間ぶりの大幅安。6年連続で増加してきた米自動車業界全体の売り上げが頭打ちになるとの懸念から、GMは8月以来の大幅下落となった。

  消費セクターの中でも悪い決算ばかりではなかった。P&Gは1年2カ月ぶりの大幅高。売り上げ復活の兆しが表れたことが背景にある。決算が予想を上回ったユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)やメルクも高い。

原題:U.S. Stocks Decline Amid Mixed Blue-Chip Forecasts; Oil Slumps(抜粋)
Consumer Companies Raise Doubts on Economy as U.S. Stocks Slide(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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