ドラギECB総裁:低下続く長期金利の反転、財政・構造政策が必要

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、ユーロ圏に必要なのは財政・構造政策へのいっそうの注力で、そうすれば自然利子率の長期的な低下を反転させることも可能だとの認識を示した。一方、金融政策が不平等を悪化させているとの主張には反論した。

  ドラギ総裁は25日にベルリンで開かれたイベントで、「過去30年の大半の期間、世界各地で長期金利は低下傾向をたどってきた」と発言。「金利を上昇させたい場合に必要な行動とは、自然利子率の上昇につながるような類いだ。つまり、投資を控え資金を過剰にため込む根本的な原因に対処し得る政策、言い換えれば財政・構造政策に焦点を当てることが必要だ」と論じた。

  5年債利回りがそれぞれマイナスに沈むドイツ、フランス、日本を例に挙げ、生産性の伸び鈍化や社会の高齢化、過剰な預貯金がすべて長期金利の低下に寄与していると指摘。ECBは需給ギャップの解消とインフレ上昇の後押しに向け金融緩和を維持する見込みであるものの、他の行動も必要だと呼び掛けた。

原題:Draghi Says Action Needed to Reverse 30-Year Decline in Rates(抜粋)

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