英政府:ヒースロー空港拡張を承認-ガトウィック空港敗れる

  • 長年にわたり先送りされていた問題は第3滑走路建設に決まる
  • ジョンソン外相らはヒースロー空港拡張に反対

メイ英政権は25日、約160億ポンド(2兆460億円)を投じてヒースロー空港を拡張する計画を承認した。ロンドン周辺の空港拡張は英政界の論争の的となり、判断は長年先送りされていた。

  政府諮問委員会は昨年提出した報告で、増大する航空需要への対応には現状で混雑するヒースロー空港が最適で、競合のガトウィック空港に勝るとの判断を下していた。拡張でヒースロー空港には長距離便の離発着可能な新規滑走路が第二次大戦後の英国で初めて建設され、年間利用者数は現行の7500万人から1億3500万人まで増やすことができるようになる。

  政府は来年の公開ヒアリングを経て、2017ー18年の冬期議会に最終案を提出する見通し。メイ首相は先週、これまでの慣例に反して、ヒースロー空港拡張に反対する閣僚が議会外で引き続き自らの意見を表明するのは自由だとの方針を示した。ヒースロー空港拡張に対しては、ジョンソン外相がこれまで反対派の急先鋒だった。

  諮問委のハワード・デービーズ委員長は航空需要への対応策として最終的に挙がった3案のうち、ヒースロー空港に第3滑走路を新たに建設する選択肢が最も有利だとの判断を下していた。ブリティッシュ・エアウェイズなどの航空各社もこれを支持。採用されなかった他の2案はガトウィック空港の第2滑走路建設、ヒースロー空港の既存滑走路の延伸だった。

原題:London Heathrow Gets Approval to Expand as Gatwick Loses Out (2)(抜粋)

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