きょうの国内市況(10月25日):株式、債券、為替市場

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●日本株続伸、円安と日電産決算で業績懸念が後退-輸出、金融中心買い

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  東京株式相場は続伸し、日経平均株価は半年ぶりの高値を更新した。為替の円安推移と日本電産の好決算を受け、企業業績に対する懸念が一段と和らいだ。輸送用機器や電機など輸出株が上げ、米国の長期金利が上昇傾向にあるなど事業環境の好転期待から銀行をはじめ、金融株も高い。

  TOPIXの終値は前日比9.71ポイント(0.7%)高の1377.32、日経平均株価は130円83銭(0.8%)高の1万7365円25銭。日経平均は終値で4月25日以来の高値。

  三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは、「利上げ観測が高まっても米国株が堅調に推移していることから、市場が米経済への自信を深めている様子がうかがえる」と言う。グローバルに投資資金が株式などリスク資産にシフトしやすく、「為替がドル高・円安方向にじりじりと進み、日本株が買われやすい状況が続きそう」との見方を示した。

  東証1部の売買高は17億6222万株、売買代金は2兆1160億円。値上がり銘柄数は1243、値下がりは585だった。

  • 東証1部33業種はその他製品、輸送用機器、その他金融、銀行、ゴム製品、電気・ガス、証券・商品先物取引、電機、パルプ・紙、繊維など26業種が上昇。鉱業や鉄鋼、海運、石油・石炭製品など7業種は下落。鉱業や石油は、前日のニューヨーク原油先物が0.7%安と反落したことが嫌気された。

  • 売買代金上位では日電産のほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱自動車、マツダ、ホンダ、塩野義製薬、大成建設、シマノ、三井住友トラスト・ホールディングス、TDKが高い。半面、業績計画の減額で今期無配となるIHIは急落。エムスリーやJFEホールディングス、新日鉄住金、JSRも売られた。

●債券上昇、20年入札結果順調で買い優勢-過度なフラット化に警戒感も

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  債券相場は上昇。この日実施の20年債入札は予想以上に順調との指摘が聞かれ、超長期ゾーンを中心に買いが優勢となった。早期追加緩和観測の後退などで地合いが悪化していた中期ゾーンにも買いが入り、相場全体を押し上げた。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前日比2銭高の151円77銭で取引を開始し、直後に売りが優勢になると、4銭安まで下落した。午後は20年債の入札結果を受けて水準を切り上げ、14銭高の151円89銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「入札が好調だった。やや予想以上というところもある。その分強くなっているという状況」と話した。ただ、「超長期国債は、入札が好調で需要がある程度見込めるとはいうものの、上値をどんどん買うという展開になるかというとちょっと難しい」との見方も示した。

  現物債市場で新発20年物の158回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.37%で開始し、入札結果発表後に0.36%と4日以来の水準まで下げた。新発30年物の52回債利回りは一時2bp低い0.47%まで低下後、0.485%に戻している。新発40年物の9回債利回りは2bp低い0.55%を付けた後、0.57%に戻している。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは0.5bp高いマイナス0.055%で開始し、マイナス0.065%に下げた。新発2年物の369回債利回りは1bp高いマイナス0.24%まで上昇したが、その後は買いが入りマイナス0.255%に低下。新発5年物の129回債利回りも0.5bp高いマイナス0.19%から、マイナス0.20%に水準を切り下げた。

  財務省が発表した表面利率0.5%の20年利付国債の入札結果によると、最低落札価格は102円45銭と予想を5銭上回った。小さければ好調さを示すテール(最低と平均落札価格の差)は7銭と前回の10銭から縮小。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.49倍と前回の3.33倍から上昇した。平均落札利回りは0.364%、最高落札利回りは0.367%と、ともに前回から低下した。

●ドル・円が続伸、米年内利上げ観測や金利上昇で-104円台半ば

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が続伸し、1ドル=104円台半ばまで水準を切り上げた。前日の海外市場で、良好な経済指標を受けて米金利が上昇したことを背景にドル高・円安が進んだ流れを引き継いだ。

  午後3時25分現在のドル・円は前日比0.2%高の104円41銭。早朝に付けた104円15銭から、正午にかけて一時104円49銭と13日以来の水準までドル高・円安に振れた。その後はやや伸び悩んでいる。

  ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店の鈴木恭輔為替資金営業部長は、「ドルの動きが堅調なのは金利のフォローもあるが、上値が少し重くなってきている。104円50銭手前で止められているところを見ると、ここからは重い。104円50銭の上に別にストップがあるわけでもなさそうで、断続的にオファーが少し聞こえてきている」と話した。相場を動かす要因については、米国で28日発表される7-9月期実質国内総生産(GDP)や 11月4日発表の10月雇用統計など経済指標を待つしかないと言う。

  ブルームバーグ予測調査によると、7-9月期の実質GDPは年率2.5%増加、10月の非農業部門雇用者数は前月比16万9000人増加が見込まれている。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は同時刻現在、0.1%安の1206.58。前日には一時1208.52と、3月半ば以来の高水準を付けた。

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