米ダウ・ケミカルCEO:デュポンとの合併、来年2月に先送りも

  • 欧州当局が審査期限を延期、従来は年内完了の予定だった
  • 当局の最大の懸念は農業分野への影響だとリベリスCEO

米化学会社ダウ・ケミカルのアンドルー・リベリス最高経営責任者(CEO)は、年内に完了を予定していた同業の米デュポンとの590億ドル(約6兆1600億円)規模の合併が来年2月にずれ込む可能性があることを明らかにした。欧州の反トラスト法(独禁法)当局が農薬や作物種子について競争上の問題を検討するのにさらに時間がかかるためだという。

  リベリスCEOは24日、ニューヨークでのブルームバーグ・ニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹とのインタビューで、当局の「最大の懸念は農業分野だ」と指摘。「農業関連のロビー団体は世界で最も強力なロビー団体の1つ。欧州では農業部門が極めて重要であり、幾分保護されている」と述べた。
  
  ダウとデュポンの株主は6月に両社の対等合併を承認し、この夏にはダウのハワード・アンガーライダー最高財務責任者(CFO)が年末までの合併完了に向けて順調に進んでいると述べていた。欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は今月、追加情報を求め、両社合併の審査期限を来年2月6日まで延期した。

  リベリスCEOは合併がもたらす効果を考えれば待つ価値はあるとしており、「数カ月遅らせる値打ちはある」とインタビューで語った。

原題:Dow Chemical CEO Says DuPont Merger May Be Delayed to February(抜粋)

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