米国株:上昇、M&Aが相次ぎ楽観強まる-予想上回る決算も

更新日時

24日の米株式相場は上昇。決算が発表される中、企業の買収・合併(M&A)が相次ぎ、楽観的な見方が強まった。

  ロックウェル・コリンズやTDアメリトレード・ホールディングが買収を発表。TモバイルUSは決算が予想を上回った。

  ジョーンズトレーディング・インスティテューショナル・サービシズのグローバル市場ストラテジスト、ユーセフ・アッバシ氏は「世界的にモメンタムがあり、米国でM&Aが明らかになったため、株価は上昇した。それは現在の市場の買い意欲と企業のM&A意欲を示唆している」と述べた。

NY証取の取引フロア(24日)

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  S&P500種株価指数は0.5%高の2151.33で終了。ダウ工業株30種平均は77.32ドル(0.4%)高い18223.03ドルで終えた。

  AT&Tは純債務を含め、1087億ドルでタイムワーナーを買収する計画。21日以降に発表されたM&Aの総額は1240億ドル近くなった。BEエアロスペースは16%高。ロックウェル・コリンズはBEを64億ドル(約6650億円)で買収することで合意した。金融株は6週間ぶり高値を付けた。TDアメリトレードと同社の筆頭株主は、米オンライン証券会社スコットトレード・ファイナンシャル・サービシズを買収することに合意した。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、M&Aは加速しているものの、第4四半期の平均プレミアムは28%と、2年ぶりの低水準となっている。

  ロバート・W・ベアードの機関投資家担当株式セールストレーダー、マイケル・アントネッリ氏は「顧客はM&Aの発表を望んでいる。企業が将来をなお楽観していることを意味するからだ」と指摘した。

  フェデレーテッド・インベスターズの運用担当者、スティーブ・キアバローン氏は、成長の伸びはさえないものの、多くの企業で手元資金が潤沢なことから、投資家を満足させるには増資やインフラ投資に動くよりも買収の方が説得力のある方法だと指摘。「株価が最高値近辺にあるときは自社株買いの増分値を考える必要がある。賢明で思慮に富んだM&Aである限り、現金の使い道としては自社株買い拡大よりも良い方法だ」と語った。

  その他の個別銘柄としては、Tモバイルが9.5%上昇し、9年ぶりの高値。同社の利益は予想を上回った。ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスは一時3.7%上昇したものの、伸び悩んだ。中国の海航集団(HNAグループ)は、ヒルトンの株式約25%をブラックストーン・グループから約65億ドルで取得する。

原題:Stocks Advance Amid Takeover Deals, Earnings; Treasuries Decline(抜粋)
Stock Bulls Look Past Lower Premiums and Stay Sold on Dealmaking(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE