トランプ氏の事業に新ブランド、大統領候補と同名は手あかが付きすぎ

米大統領候補としての選挙戦を通じてドナルド・トランプ氏は自分の名前を冠したホテルやゴルフ場でイベントを催し、選挙戦とビジネスを両立させてきた。しかし、この間に政策や発言、過去の行動などで論議を呼ぶことがあまりに多かったため、会社は同氏の名前とは違う新ブランドを登場させることにした。

  先月発表された「サイオン」は若手顧客向けのホテルブランド。発表はトランプ・オーガナイゼーションの3幹部を引用しているが、トランプ氏自身の言葉はない。

  昨年の出馬以降にトランプ氏が反感を買ったグループはメキシコ人、イスラム教徒、障害者、退役軍人など数多い。2005年のビデオで女性についてのわいせつ発言が明るみに出た後にはハラスメントを受けたという女性が十人以上も名乗りを上げた。トランプ氏は強く否定しているが、あれやこれやで「トランプ」ブランドの施設を企業顧客が避けがちになるだろうと、ロウズとリッツカールトン・ホテルの元マーケティング責任者、ブルース・ヒメルスタイン氏が話す。

  「トランプ氏は今では両極端に評価が分かれる人物だ」と同氏は指摘。「影響は確実に出る」と述べた。

  リアルクリアポリティクスがまとめた全米の世論調査の平均によれば、共和党候補のトランプ氏は現在、民主党候補のヒラリー・クリントン氏に5.9ポイントの差を付けられている。

  トランプ・ホテルズの9月28日の発表によると、サイオンブランドのホテルは街中とリゾート地の両方で展開。第1号は2017年中にオープンの予定だという。

原題:Trump, Name Now Awash in Controversy, Readies Scion as New Brand(抜粋)

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