きょうの国内市況(10月24日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反発、為替安定で決算警戒薄れる-ディフェンシブ、素材堅調

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  東京株式相場は反発。為替の安定で今週から本格化する国内企業決算への過度な警戒感が薄れた。医薬品や陸運、食料品株などディフェンシブ業種のほか、化学やガラス・土石製品、繊維株など素材セクターも高い。

  TOPIXの終値は前週末比2.32ポイント(0.2%)高の1367.61、日経平均株価は49円83銭(0.3%)高の1万7234円42銭。

  アセットマネジメントOneの浅岡均ストラテジストは、「企業決算は為替面からの業績悪化が最悪期を脱することを確認する意味合いがある」と指摘。米国の年内利上げ観測などから円高懸念が後退、為替の実勢と企業の想定レートとの差が縮まっており、「業績が下期にさらに悪化するとの懸念が弱まると、日経平均は1万7000円台での底固めが見込まれる」と話した。

  東証1部の売買高は14億713万株、売買代金は1兆5658億円で、ともに前週末に比べ2割以上減少。特に売買代金は5月30日以来の低水準にとどまった。アセットOneの浅岡氏は、「まずは国内決算を見極めつつ、来週以降は日米金融政策や米大統領選といったイベントが続くため、引き続き盛り上がりに欠く展開が続く」と予想する。値上がり銘柄数は1231、値下がりは619。

  • 東証1部33業種は水産・農林、倉庫・運輸、ガラス・土石製品、繊維、化学、ゴム製品、陸運、不動産、医薬品など21業種が上昇。その他製品や鉱業、精密機器、銀行、鉄鋼、その他金融業、非鉄金属、電機など12業種は下落。

  • 売買代金上位では、製剤の新たな臨床データを記載する米国製品添付文書の改訂が米当局から承認されたアステラス製薬が上げ、大成建設や住友不動産、JR東日本、花王、旭化成も高い。半面、任天堂や楽天、村田製作所、アルプス電気、富士通、国際石油開発帝石は安い。

●債券が下落、日銀の追加緩和期待後退-中期債中心に売り優勢

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  債券相場は下落。日本銀行の黒田東彦総裁による前週末の国会答弁を受けて追加緩和観測が後退したことに加え、午前の金融調節で国債買い入れオペがなかったことを背景に、中期債を中心に売り優勢の展開となった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前週末比10銭安の151円72銭で取引を開始。一時4銭安まで下落幅を縮めたが、午前10時10分に日銀からの国債買い入れオペが通知されないと売り圧力が再び強まった。午後からは一段と売り優勢となり、一時20銭安の151円62銭と9月23日以来の安値を付けた。結局、7銭安の151円75銭で引けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「短中期債については、日銀総裁の発言もあり、マイナス金利深掘りに対する期待が遠のいて上値が重い状況」と指摘。「これまで低過ぎたというのもある。日銀オペが通知されなかったことを受けて、売り優勢となっている。ただ、これで月末まで入札日以外の3営業日でそれぞれオペが入ることになるため、需給的に債券の下値リスクは軽減されている」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値から0.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高いマイナス0.055%で開始。その後も同水準を維持していたが、午後にマイナス0.06%に切り下げている。新発2年物の369回債利回りはマイナス0.24%と9月26日以来、新発5年物の129回債利回りは一時マイナス0.185%と9月23日以来、それぞれの高水準を付けている。

  新発20年物の158回債利回りは横ばいで取引を開始した後、0.5bp低い0.375%と、13日以来の水準に切り下げている。新発30年物の52回債利回りも0.5bp低い0.49%となっている。

●ドル・円は103円台後半、上値重い-ユーロ3月来安値付近から反発

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=103円台後半で推移。米国の年内利上げ観測を背景にドルの堅調地合いが続いていたが、新たなドル買い材料に乏しく、徐々に伸び悩んだ。

  午後4時5分現在のドル・円は前週末比0.1%高の103円87銭。朝方に一時104円00銭までドル買い・円売りが進んだ後、103円台後半で一進一退の展開が続いたが、欧州市場にかけて103円72銭まで値を切り下げる場面もあった。朝方発表された9月の貿易収支は4983億円の黒字と事前予想を上回る黒字幅となったが、相場への影響は限定的だった。

  外為オンライン情報サービス室の佐藤正和問は、ドル・円は底堅いが上値も重く、104円台は売られる展開だと説明。その上で、日米株や原油価格の動向など「外部環境は悪くない」とし、米国の12月利上げをほぼ織り込み、ドルは年末にかけて上昇していくと予想した。

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