【個別銘柄】大成建やアステラ薬上昇、水道関連高い、H2Oリテ下落

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24日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  大成建設(1801):前営業日比1.9%高の758円。4-9月期営業利益は525億円と従来計画350億円を50%上回ったようだと24日午後2時に発表した。建設事業の利益率好転に伴う売り上げ総利益の増益などが貢献した。

  アステラス製薬(4503):3.5%高の1579円。抗がん剤「エンザルタミド」について、新たな臨床データを記載する米国製品添付文書改訂が米食品医薬品局(FDA)から承認されたと24日午前に発表。ゴールドマン・サックス証券では、同改定は重要なポイントとみていたとし、この結果を受け株価は上昇に向かうと予想した。投資判断「買い」を再強調した。

  水道関連銘柄:上下水道用機器を手掛ける前澤工業(6489)が8.8%高の321円、鋳鉄管大手の日本鋳鉄管(5612)が8.1%高の174円、上下水処理設備のメタウォーター(9551)が5.5%高の2998円など。地方自治体が手掛ける水道事業への企業参入を促すため政府は17年にも水道法を改正すると23日付の日本経済新聞朝刊が報じた。災害時復旧での負担を軽減するほか料金改定も柔軟にするという。

  エイチ・ツー・オー リテイリング(8242):3.5%安の1540円。4-9月期営業利益は前年同期比12%減の66億2300万円になったようだと21日に発表。消費低迷が響き従来計画の78億円を下回った。みずほ証券では直近の株価パフォーマンスが良好だったこともあり、百貨店事業に対する厳しい足元の状況が再確認される可能性が高いと指摘した。

  ジャフコ(8595):8.1%高の3265円。21日に発表した4ー9月期純利益は前年同期比57%減の50億1500万円だったが、野村証券では上場有価証券の時価と同証が試算した未上場投資残高の時価を考慮した純資産価値(NAV)は1株当たり6197円と従来の6184円から小幅に上昇したと分析。目標株価を3280円から3290円に引き上げた。

  任天堂(7974):4.8%安の2万3970円。20日公開した新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」について、みずほ証券は21日付リポートで、操作性など新しいギミックは紹介されず、意外なまでに普通のゲームの操作性の印象で、スマートデバイスとの連動も不明だと指摘。27日に予定される決算説明会などでの続報待ちとのスタンス、とした。

  鉱業:国際石油開発帝石(1605)が1.5%安の1009円、石油資源開発(1662)が2.3%安の2355円。イラクのルアイビ石油相が石油輸出国機構(OPEC)の減産から同国を除外すべきだと23日の記者会見で言及、ニューヨーク原油先物相場はアジア時間24日の時間外取引で下落。高木証券の勇崎聡投資情報部長は、イラク石油相発言を受け、ナイジェリアやシリアなどの一部産油国が自国の利益のために相次ぎ声を挙げる可能性が警戒されたとの見方を示した。鉱業は東証1部業種別指数の下落率2位。

  シャープ(6753):4.8%高の174円。電子部品を生産する三原工場(広島県三原市)を17年にも閉鎖し、同県内の福山工場に集約する方向で調整に入ったと23日付日本経済新聞が報道。鴻海精密工業傘下で国内生産体制の見直しなど改革が始動したと伝えた。

  山九(9065):2.9%高の604円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は21日付で目標株価を700円から760円に引き上げた。投資判断は「オーバーウエート」を継続。人材確保による動員力向上を目指しており、今後のメンテナンス品質向上と施工能力向上が受注拡大へ繋がる好循環がさらなる利益成長を導くと分析。2017年3月期営業利益予想を265億円から280億円に上方修正した。会社計画は245億円。

  東京製鉄(5423):2.2%安の723円。21日に17年3月期営業利益計画を95億円から100億円に上方修正したが、アナリスト11人の事前の予想平均121億円を下回った。

  ゲンキー(2772):6.8%高の5470円。10月度の既存店売上高は前年同月比0.2%増と24日午前9時に発表。同社は福井県を地盤にドラッグストアをチェーン展開しており、全店売上高は同12%増だった。

  コロナ(5909):5.6%高の1101円。4-9月期営業損益は1億9000万円の黒字になったようだと21日に発表。従来計画は3億円の赤字だった。ルームエアコンなどの空調機器の販売台数が当初見込みを大きく上回ったほか、原価低減や経費削減なども奏功した。

東証内の株価ボードを見る見学者

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  古河電池(6937):4.5%高の728円。4-9月期営業利益は7億9000万円と従来計画を32%上回ったもようと21日に発表。鉛価格下落による売り上げ原価減少やタイでの販売好調が寄与した。

  明星工業(1976):4%高の525円。4-9月期営業利益は前年同期比14%増の24億5000万円と従来計画22億5000万円を上回ったもようと21日に発表。建設工事事業でLNG関連が順調に推移したことでボイラー事業の低調を補い、売上高が計画を上回った。

  北国銀行(8363):3.3%高の347円。4-9月期経常利益は122億円と従来計画80億円を53%上回ったようだと21日に発表した。銀行単体で有価証券関係損益が想定を上回る一方、与信関係費用が計画を下回った。

  福井コンピュータホールディングス(9790):2.9%高の2697円。17年3月期営業利益計画を23億7000万円から前期比29%増の28億円に上方修正すると21日に発表。国土交通省が推進する建設現場の生産性向上を目指す「i-Construction」の広がりを受け、地場建設会社や測量会社向けに関連製品の売り上げが拡大していることを反映した。 

  日本マイクロニクス(6871):9.6%安の1210円。16年9月期営業利益は前の期比74%減の16億円になったようだと21日に発表。従来計画の18億円を11%下回った。メモリ向けプローブカードの需要が想定ほど回復しなかった。

  サクサホールディングス(6675):5.7%安の214円。17年3月期営業利益計画を21億5000万円から前期比9.2%増の17億5000万円に引き下げると21日に発表した。アミューズメント市場向け商品や加工受託部品の大幅減少で売上高が想定を下振れた上期の動向を踏まえた。

  新日本無線(6911):5.6%安の337円。17年3月期営業利益計画を32億円から12億円に下方修正すると21日に発表。2.4%の増益計画が一転、62%の減益見通しとなった。期初に1ドル=120円と想定していた為替レートを下期は同105円に変更、円高が響く。 

  ナノキャリア(4571):2.5%安の958円。抗がん剤「NC-6300 (K-912)」の全世界での独占的製造・販売ライセンスと共同開発契約の解約申し出を興和から受けたと21日に発表。同剤はナノキャリが開発を承継する。

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