中国マネーが一気に干上がる香港株式市場、資金流入急減で逆風に直面

  • 今月の買越額は9月のわずか7%にすぎない-証取接続経由
  • この状況は「少し不可解」とシティのアパブハイ氏

香港株式市場が中国の大型連休明けの二日酔いに苦しんでいる。

  10月初めからの1週間にわたる国慶節(建国記念日)の連休を前に香港株に殺到した中国マネーは、休暇明けでトレーダーが市場に戻って以来、流入が細っている。上海の投資家は9月に80億ドル(約8300億円)余りを香港株に投じ、2014年の証券取引所接続開始以来、月間ベースで最大の流入を記録したが、今月の買越額は9月のわずか7%にすぎないことがブルームバーグの集計データに示されている。

  香港のアナリストによれば、二重上場銘柄の香港での割安感が薄れたことや、米金融当局による近い将来の利上げへの懸念が、中国本土マネーの蛇口を閉める動きを促した可能性があるという。中国マネーの流入でハンセン指数は前四半期に12%高と、過去7年で最大の上昇となっていただけに、資金流入スピードの急激な変化は株式相場には逆風だ。

  シティグループのアジアトレーディング戦略責任者モハメド・アパブハイ氏は「なぜこんな状況になっているのか少し不可解だ」と述べ、「香港に向かう資金の流れが干上がった理由や、それが一時的な現象かどうかについて説得力ある説明を誰も示せない。香港株式相場の支援材料の1つがなくなった」と指摘した。

  

原題:Chinese Money Flowing to Hong Kong Stocks Has Suddenly Dried Up(抜粋)

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