中国安邦保険:米軍基地近くのホテル取得断念、安保上の理由-関係者

  • 安全保障問題を扱う対米外国投資委員会が懸念示す
  • 16カ所のうち15カ所のホテル買収は先月完了-関係者

中国の安邦保険集団が米ブラックストーン・グループから買収を目指していたホテルの一つ、カリフォルニア州南部のホテル取得計画が取りやめになった。米国の有力な海軍基地の近くにあり、米当局が安全保障上の理由で買収に難色を示したと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  売却プロセスが非公開だとして匿名を条件に話した関係者によると、対米投資に絡んだ安全保障問題を扱う対米外国投資委員会(CFIUS)が懸念を示したことを受け、ブラックストーンは約10億ドル(約1040億円)相当と推定されるサンディエゴ近郊のホテル・デル・コロナドの売却を断念した。

  今回の取引に詳しい関係者によれば、ブラックストーンは3月に16カ所の高級不動産を所有するストラテジック・ホテルズ・アンド・リゾーツを安邦保険に65億ドルで売却することで合意。安邦保険は先月、16カ所のうち15カ所のホテル買収を完了したという。

  ブラックストーンと安邦保険の担当者は、いずれも今回の売買に関しコメントを控えた。CFIUSを主導する財務省の報道官ホイットニー・スミス氏もコメントを控えた。

原題:Anbang Said to Lose Hotel Near Naval Base as U.S. Officials Balk(抜粋)

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