米国株(21日):ほぼ変わらず、買収が決算めぐる懸念を和らげる

更新日時

21日の米国株はほぼ変わらず。一時はドルの上昇が企業利益を損ねる恐れがあるとして売りが先行していたが、企業買収に関する情報を手掛かりに消費財銘柄が上昇したほかマイクロソフトが最高値を更新した。

  レイノルズ・アメリカンは上昇。ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が出資先のレイノルズの未保有株を470億ドルで買い取る提案を行ったと発表した。タイム・ワーナーも上昇。
AT&Tによる買収に合意する可能性があるとの見方が背景。ゼネラル・エレクトリック(GE)とアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は下落。業績見通しが嫌気された。

  S&P500種株価指数は0.2ポイント安の2141.16 。ダウ工業株30種平均は16.64ドル(0.1%)安の18145.71ドルで終わった。ナスダック総合指数は0.3%上昇した。

  USバンク・プライベート・クライアント・リザーブのビル・ノーシー最高投資責任者(CIO)は「決算発表時期に入り、企業増益への回帰が示されるだろう」と述べた上で、「しかしその一方で、ドルの強い上昇も見られる。ドル上昇や株価の動向には注視する必要があるだろう」と続けた。

  S&P500種採用企業のうちこの日は9社が決算を発表した。今決算シーズンに入り、これまで5分の1超が決算を発表している。ブルームバーグがまとめたデータによれば、利益が予想を上回ったのは81%だった。アナリスト見通しでは、同株価指数構成銘柄全体で0.4%の減益となっている。2週間前は1.6%減益が予想されていた。

  ペイパル・ホールディングスは最高値に上昇。業績見通しが好感された。マクドナルドも高い。四半期の売上高が市場予想を上回った。英国やカナダなど海外市場が好調だった。

原題:U.S. Stocks Little Changed as Deal Talk Offsets Earnings Worry(抜粋)

(第2段落を加え、第4段落以降を追加します。.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE