欧州株(21日):変わらず-決算まちまち、「臆測で買い、事実で売れ」

21日の欧州株式相場はほぼ変わらず。企業決算がまちまちの内容だったことを受け、前日までの勢い失った。

  ドイツの企業向けソフトウエア会社SAPは3.4%上昇。利益と売上高の見通しを引き上げたことが買い材料。一方、赤字となったスウェーデンの通信機器メーカー、エリクソンは5.9%安。売上高見通しを下方修正した独自動車メーカーのダイムラーは2.1%下落。

  英たばこ会社ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は一時の上げを消し、2.9%安で終了。米レイノルズ・アメリカの未保有株取得を目指すBATの提案が不十分とみなされる恐れがあるとの報道が嫌気された。英高級ブランドのバーバリー・グループは3.1%上昇。同社との合併を米コーチが検討していると伝えられたのが買いにつながった。

   ストックス600指数は前日比変わらずの344.29で終了。今週の上昇率は1.3%となった。

  CMCマーケッツ(ロンドン)の市場アナリスト、ジャスパー・ローラー氏は、企業利益について「国際的に展開している業種以外では、大きく伸びる可能性はそれほどない」とし、「短期的に金融緩和が拡大すれば、欧州株にとっては好材料だが、強気相場へのきっかけとはならないだろう。『臆測で買い、事実で売れ』という相場つきだ」と語った。

原題:European Stock Rally Loses Steam on Mixed Earnings as Week Ends(抜粋)

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