中国:住宅値上がり都市数、9月に減少-当局が抑制策を強化

更新日時
  • 9月に新築住宅価格が上昇した都市数は63と、前月の64から減少
  • 少なくとも21都市が住宅価格の沈静化に向け抑制策を導入

中国の過熱した不動産市場がひとまず沈静化の兆しを示しつつある。当局は住宅バブルを回避するため、住宅購入抑制策を強化している。

  国家統計局は21日、調査対象の主要70都市のうち9月に新築住宅価格が前月から上昇した都市の数が63と、8月の64から減少したと発表。値下がりした都市数は6(前月は4)で、横ばいは1だった。

  統計局は声明で、1級都市と一部の2級都市で打ち出された狙いを定めた措置を受けて、不動産市場は10月に入り「明らかに沈静化している」と分析。今年に入って国内で最も過熱した不動産市場となっていた深圳で、10月前半の新築住宅価格は1カ月前と比べて0.3%下落。他の一部都市でも1-3.8%値下がりしたという。

北京の住宅・商業用ビル群

Photographer: Nelson Ching/Bloomberg

  ここ数週間に少なくとも21都市の当局が住宅ローンの頭金要件引き上げや複数の住宅購入制限といった不動産抑制策を導入し、住宅価格の沈静化を図っている。 

  UBSグループの中国担当チーフエコノミスト、汪涛氏(香港在勤)は統計発表前の段階で、「こうした措置の狙いは包括的な不動産市場の抑制ではなく、住宅購入パニックとバブルを抑えることだけだ」と指摘。「住宅価格が大幅に低下する可能性は低い」と予想した。

原題:China Home Prices Rise in Fewer Cities Amid Tougher Curbs (2)(抜粋)

(3、5段落目に声明内容や市場の見方を追加して更新します.)
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