米トラベラーズ:7-9月期は4四半期連続の減益-株価下落

  • 株価は4月以来の大幅安、ダウ平均構成銘柄で最も大きな下げ
  • 低金利で投資利益が減少、災害関連コスト増も響く

ダウ工業株30種平均の構成銘柄で唯一の損害保険会社である米トラベラーズの7-9月(第3四半期)決算は、4四半期連続の減益となった。天候関連コストが増えたほか、投資利益の減少が響いた。トラベラーズ株は20日の米市場で4月以来の大幅安で引けた。

  20日の発表資料によると、7-9月の純利益は7億1600万ドル(約745億円、1株当たり2.45ドル)と、前年同期の9億2800万ドル(同2.97ドル)から23%減少。1株当たり営業利益は2.40ドルと、ブルームバーグがまとめたアナリスト21人の予想平均(2.36ドル)を上回った。純投資利益は4億7200万ドル(税引き後)と、前年同期の4億8400万ドルから減少した。

  昨年12月のアラン・シュニッツァー最高経営責任者(CEO)就任後、同社はまだ増益決算を計上していない。今年に入り低金利に加え、予想を上回る自動車保険のコストや北米での自然災害に関連した保険金請求の増加に圧迫されている。4-6月(第2四半期)の利益は、大型ハリーン「サンディ」に見舞われた2012年以来の低水準に落ち込んだ。カナダの山火事で保険金請求が増えたためだが、その後も8月に米ルイジアナ州の洪水で住宅が被害を受け、9月にはハリケーン「ハーマイン」がフロリダ州を襲うなど災害が相次いでいる。

  トラベラーズ株は前日比5.8%安の109.52ドルで終了。今年の上げを消し、ダウ工業株30種平均の構成銘柄で最も大きな値下がりとなった。同社は今月のハリケーン「マシュー」に伴うコストが恐らく税引き前で少なくとも7500万ドルに上ると予想している。

原題:Travelers Profit Falls 23% in Fourth-Straight Quarterly Drop (3)(抜粋)

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