世界の鉄鉱石市場、シンガポールの価格決定力が中国をしのぐ

  • SGX先物が一貫してDCEの先物をけん引:ゴールドマン
  • ゴールドマン:価格トレンド分析し「規模は問題ではない」

1日当たりの取引高が70億ドル(約7300億円)に上る世界の鉄鉱石先物市場では、影響力に関しては規模は問題ではない。米ゴールドマン・サックス・グループによれば、中国での取引高はシンガポールの20倍余りに上るが、シンガポールの方が価格決定力が大きい。

  ゴールドマンは20日のリポートで、取引高の多さから世界の価格を設定するのは大連商品取引所(DCE)と投資家らは考えるかもしれないが、市場をけん引しているのはシンガポール取引所(SGX)の先物だと指摘。シンガポールでは取引のうち機関投資家の占める割合がより大きいことがその理由である可能性を指摘した。

  中国当局者らは、価格設定拠点として商品先物市場を育てたいとの意向を示し、商業上の影響力に加え、商品価格決定における発言力の向上を目指しているが、ゴールドマンの見方は中国にとって目標達成は依然として遠いことを示唆している。鉄鉱石に関しては、中国は世界最大の輸入国で、海上輸送市場の3分の2余りを占める。大半をオーストラリアとブラジルから輸入している。

原題:In Global Iron Ore, Singapore Is Bossing China in Setting Prices(抜粋)

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