ヘッジファンドの資金流出で社員報酬急減か-3000万円は確保と調査

  • オデッセー・サーチがヘッジファンドのプロ500人を対象に調査
  • 資金が流出するファンド会社の賞与は流入が続く会社を下回る見通し

ヘッジファンドのポートフォリオマネジャーは今年の報酬が34%程度減り、高額な手数料に不満を持つ投資家の資金引き揚げに伴う痛みを感じることになりそうだ。

  オデッセー・サーチ・パートナーズが今週発表した調査報告によれば、ヘッジファンド業界ではファンドマネジャーの報酬が今年最も減ると予想され、7年以上の経験を持つプロの報酬総額は平均で14%減る可能性がある。報告はヘッジファンドのプロ500人を対象に実施した9月の調査に基づいてまとめられた。

米ウォール街

Photographer: David Williams/Bloomberg

  「2016年が緊縮経営の年だと分かるはずだ。業界パフォーマンスの不振を考えれば、このような悲観的な見方は当然だ」と報告は指摘した。ヘッジファンド業界をめぐっては、金融危機以降の運用成績が株式市場の標準的なパフォーマンスに多くの場合届いていないことや、法外なコストをめぐり顧客の批判が高まっており、7月には09年初め以来で最悪の資金流出に直面した。

  報告によれば、今年資金流出に見舞われたファンド運営会社のボーナスは、資金流入が続いているファンド会社を下回る見通し。前者の支払いが28万8000ドル(約3000万円)近くと見込まれるのに対し、ファンドのパフォーマンスが比較的良い会社では39万4000ドルとなりそうだ。

  一方、報酬減少についてジュニアアナリストは例外となり、3年未満の経験しかない人材の今年の報酬は平均で10%増の32万1000ドルと予想されている。

原題:Hedge Fund Managers Expect ‘Massive’ 34% Pay Cut, Survey Says(抜粋)

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