きょうの国内市況(10月20日):株式、債券、為替市場

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●日経平均が半年ぶり高値、海外安定でリスク選好-米大統領選討論会も

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  東京株式相場は5日続伸し、日経平均株価は半年ぶりの高値。原油続伸や欧米株高など海外市場の安定でリスク選好の買いが広がり、米国大統領選の討論会における民主党クリントン候補の優勢も安心感につながった。不動産など内需株、銀行や証券など金融株中心に幅広い業種が高い。

  TOPIXの終値は前日比13.60ポイント(1%)高の1370.80、日経平均株価は236円59銭(1.4%)高の1万7235円50銭とともに高値引け。TOPIXは5月31日以来、日経平均は4月27日以来の水準に戻した。

  三井住友アセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは、今回の米大統領選のテレビ討論会は共和党のトランプ候補も健闘したが、「クリントン氏優位の流れは変わらなかった。トランプリスクが剥落し、リスク許容度が高まる中で日本株が上昇した」とみていた。クリントン大統領の誕生なら米国の政策に大きな変化はなく、「不透明感が和らぐ。安全資産に向かっていた資金がリスクオンへ動き出す可能性がある」と言う。

  TOPIX、日経平均とも6月安値後の戻り高値を更新し、TOPIXは9月6日以来の5日続伸、日経平均の5日続伸は7月19日(6連騰)以来だ。東証1部の売買高は18億5108万株、売買代金は2兆826億円、代金は13営業日ぶりに2兆円の大台を上回った。値上がり銘柄数は1446、値下がりは414。

  • 東証1部33業種は不動産、証券・商品先物取引、ゴム製品、銀行、その他製品、倉庫・運輸、鉄鋼、電気・ガス、建設、保険など32業種が上昇。下落は繊維1業種のみ。

  • 売買代金上位では、新型ゲーム機「NX」の予告ビデオ公開を控え任天堂が高い。ファーストリテイリングや三井不動産、野村ホールディングス、三菱地所、JR東日本、住友不動産、大和ハウス工業も買われ、モバイルゲームの詳細発表を材料にガンホー・オンライン・エンターテイメントは午後に急騰した。半面、日本電産や花王、第一三共、ブイ・テクノロジーは安い。ドイツ企業の黒鉛電極事業を買収するとの報道を受けた昭和電工は午後に急落。

●債券上昇、長期金利は約2週間ぶり低水準-流動性供給強めとの見方

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  債券相場は上昇。財務省がこの日実施した流動性供給入札はしっかりとした結果と受け止められ、買い圧力が掛かった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と同水準のマイナス0.06%で取引を開始。午後は流動性供給入札の結果を受けて買いが優勢となり、1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.07%と5日以来の水準に低下している。前日は新発債として1年ぶりに取引が成立しなかった。

  SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、「本当の意味で日銀のイールドカーブ・コントロールがうまくいって、市場が金利の変動が小さくなると思えば、長いところにお金が流れてくるのでフラットニングするのではないか」と説明。「レンジ観が定まっていないので、金利が下がりすぎると手が止まり、ちょっと上がるとすぐまた買いが入ってしまうような感じになっている」と話す。

  新発20年物の158回債利回りは0.5bp低下の0.385%、新発30年物52回債利回りは0.5bp高い0.505%を付けた後、0.50%に戻している。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前日比2銭高の151円87銭で取引を開始した後は一時2銭安まで水準を切り下げた。午後に入ると買い優勢の展開となり、8銭高の151円93銭まで上昇。結局は3銭高の151円88銭で終えた。

  財務省が午後発表した残存期間5年超から15.5年以下を対象とした流動性供給入札(発行額5000億円程度)の結果は、募入最大利回り較差がマイナス0.011%、募入平均利回り較差はマイナス0.015%となった。

●ドル・円が反発、日本株高が支え-クリントン氏優勢変わらずとの声

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  東京外国為替市場で、ドル・円相場は1ドル=103円台後半に反発した。前日の米国市場の流れを引き継いでドル売り・円買いが先行した後、日本株の続伸などを受けて上昇に転じた。

  午後4時1分現在のドル・円相場は前日比0.3%高の103円75銭。朝方に付けた103円35銭から、午後には103円78銭までドル高・円安が進んだ。前日の米国市場では一時103円17銭と10日以来のドル安・円高水準を付けていた。

  あおぞら銀行市場商品部部長の諸我晃氏は、「昨日、原油価格が上昇したので資源国通貨中心に上昇し、市場はリスクオンの展開。ドル・円も底堅い展開」と指摘。一方、大和証券投資戦略部の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、「全般的に様子見で済んでしまうような相場。日経平均株価がかなり上昇しているわりにはドル・円は上値が重い」と説明した。

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