OPECの原油価格競争、見返り乏しく-米シェール企業生き残りで

  • ブームと低迷のサイクル生き残ったシェール企業、実行可能性を確認
  • 石油業界は「余剰能力」提供へ:エクソンのティラーソンCEO

石油輸出国機構(OPEC)が原油価格競争を始めた際、米シェールブームはしぼむように見えた。

  それから2年が経過しOPECは方針を転換。ロンドンで開かれた石油関連会議に出席した米石油会社幹部らは、シェールオイル生産について明るい見通しを示した。エクソンモービルやコノコフィリップスなどの大手は、石油業界はブーム崩壊を生き延びただけではなく、引き続き世界的な影響力を維持すると予想した。

  エクソンのレックス・ティラーソン最高経営責任者(CEO)は「当社は北米で非常に大規模な資源基盤の実行可能性を確認している。石油業界のこの分野における創造性と持続性を軽視すべきではない」と指摘した。

  その結果は、エネルギー業界全体と世界経済に影響を及ぼすと予想される。OPECの減産の動きにかかわらず、原油価格が上昇した際には増産の準備ができているシェール企業が価格回復を抑制し、向こう数年間は1バレル=約60ドルでとどまる可能性がある。ティラーソンCEOは石油業界について、サウジ主導の市場シェア争いの犠牲となる代わりに、将来の需要に対応する「余剰能力」を提供するとの見通しを示した。
  
原題:OPEC Price War Offers Meager Rewards as Shale Learns to Survive(抜粋)

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