ECB総裁、刺激策の先行きめぐる態度保留を継続か-20日に政策委

  • ECBは20日にフランクフルトで政策委員会を開催
  • エコノミストらはQEがいずれ延長されると予想

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、現時点では刺激策の拡大に踏み切らず、先行きについて態度保留を続けるだけにとどまりそうだ。

  ECBの量的緩和(QE)は現在では来年3月に終了が予定されているため、金融政策の将来の道筋に関するガイダンスが示される可能性があるとして、ドラギ総裁の発言に注目が高まっている。域内の成長はまだ弱く、消費者物価の上昇率がECBの目標値よりゼロの方に近いものの、ブルームバーグのエコノミスト調査ではドラギ総裁が今年12月以前に新たな措置を発表する可能性は低いと予想されている。

  20日の政策委員会に先立ち、ECBの当局者はインフレ率が2%に近づきQEプログラムのテーパリング(段階的縮小)に踏み切る前に同プログラムを延長することに前向きな姿勢を示唆していた。購入対象となる資産が不足しつつあるのではとの懸念が浮上したため、ECB側は買い入れを継続できるよう同プログラムの仕組みを変更する戦略に取り組んでいる。

   ピクテのエコノミスト、フレデリック・デュクロゼ氏(ジュネーブ在勤)は「QEの6カ月延長は理にかなっているが、結局のところ時期尚早であり、ドラギ総裁は全ての選択肢が検討中だと述べるにとどめるだろう」と指摘した。

  ECBはフランクフルト時間午後1時45分(日本時間同8時45分)に政策決定を発表し、その45分後にドラギ総裁が記者会見する。ブルームバーグのエコノミスト調査では、ECBが政策金利と月間の資産購入ペースを据え置くと全員が予想。別の調査ではQEがいずれ延長されると見込まれている。

原題:Draghi Seen Keeping Up Suspense on Future of ECB Stimulus Plan(抜粋)

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