【個別銘柄】不動産値上がり首位、任天堂やTHK高い、日電産は軟調

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20日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  不動産株:三井不動産(8801)が前日比4.9%高の2290円、三菱地所(8802)が4.3%高の1997円、住友不動産(8830)が4.7%高の2698円など。不動産は東証1部業種別上昇率1位。丸三証券の川口晴規株式営業課長はきょう株価指数が戻り高値を更新する中、投資家は相対的な出遅れ業種に注目しており、内需中心にリバランスの買い戻しが入ったと指摘。不動産はその中でもPERやPBRからも割安感が強く、最も出遅れているとの見方を示した。

  任天堂(7974):3.3%高の2万6950円。来年3月に発売予定の新型ゲーム機「NX」の予告ビデオを日本時間20日午後11時に公開する。任天堂が電子メールで明らかにした。ウェブサイトで公開する約3分間の予告編には、NXの一部暫定的な情報が含まれるという。

  THK(6481):3.8%高の2076円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断を「売り」から「中立」へ変更した。業況低迷や中長期的なリターン悪化などは織り込まれつつあると分析。中国工作機械などの受注・出荷動向を鑑み、今後の営業利益予想を平均8-10%増額、目標株価を1800円から2000円に引き上げた。

  東芝(6502):2.2%高の378.3円。JPモルガン証券は目標株価を350円から490円に上げた。営業利益予想を増額修正するとともに、今後3年間は2000億円を継続的に超えると試算。17年度は3D NANDへの投資が続くも歩留まり向上に時間、2D主体の供給となり需給バランスはタイトな状況が継続、価格下落率は縮小傾向で利益は過去最高に迫ると想定した。

株価ボードを眺める投資家たち

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  ディップ(2379):3.4%高の2750円。みずほ証券では、決算発表後の株価調整は行き過ぎとし、投資判断「買い」、目標株価3800円を継続した。マクロ面や同社の競争優位性などから中期的に年率20%の利益成長が予想される中、18年2月期予想PER18.3倍は割安と分析した。

  LIXILグループ(5938):2.1%高の2387円。17年3月期営業利益予想を560億円から前期比67%増の650億円へ上方修正した。アナリスト予想平均は662億円だった。野村証券では国内で発生した衛生陶器リコール問題の影響が軽微だったことや円高による材料安効果などが反映されたと分析。もともと「有事のコスト」として通期で200億円を見込んでいたが、発生する可能性が減少してきたことから現実的な見方に変更したとしている。

  日本電産(6594):1.6%安の9293円。クレディ・スイス証券では米シーゲート決算とカンファレンスコールを受けリポートを発行。米シーゲートのガイダンス自体に驚きはないが、仮に10-12月期出荷台数が売上高に沿って横ばいとするならば、生産台数・部品需要は四半期比較で減収となる可能性を指摘。日電産など日本のHDD関連銘柄にとってのHDD関連ビジネスは7-9月期までは好調な推移が想定されるが10-12月期は四半期比較で減収になると予想した。

  大正製薬ホールディングス(4581):1.6%安の1万320円。4-9月期営業利益速報値は、前年同期比20%増の167億円と従来計画の130億円を上回った。研究開発費など一部費用の計上後ずれが要因。みずほ証券では一部費用計上の第3四半期以降への変更などが修正要因であり、ポジティブな印象は少ないと指摘した。

  コーナン商事(7516):3%高の2086円。岩井コスモ証券は投資判断を「Bプラス(中立プラス)」から「A(アウトパフォーム)」に引き上げた。既存店活性化と在庫削減の「ツインターボ大作戦」の実施で業績は順調と分析。18年2月期までの中期計画で掲げた経常利益150億円超を1年前倒しし、今期での達成を見込むとした。新たな目標株価は2400円。

  ダイフク(6383):4.2%高の1862円。4-9月期営業利益は前年同期比1割増の95億円前後だったもようと20日付の日本経済新聞朝刊が報じた。インターネット通販の拡大などを受け、国内中心に物流施設向け自動車システムが好調だったという。

  中部飼料(2053):8.5%高の846円。4-9月期営業利益は18億円と従来計画の14億円を上回ったもよう。主力の飼料事業でトウモロコシ価格の値下がり、円高進行で想定以上に採算性が改善。飼料販売量も計画を上回り、前年同期比では7.3%減益が一転、19%増益になる。

  髙松コンストラクショングループ(1762):1.2%高の2435円。4-9月期営業利益は前年同期比46%増の59億円と、従来計画の45億円を上回ったもよう。売上高は想定よりやや弱含んだが、3.7%増の980億円と上期としては3期連続で過去最高の見込み。採算面では選別受注の徹底と効率化が寄与、営業利益も2期連続で最高になる。

  安永(7271):80円(17%)高の546円とストップ高。4-9月期営業利益は前年同期比3.5倍の6億3000万円と、従来計画の4億5000万円から4割上振れたもよう。 売上高は1.5%想定を下回ったが、主力のエンジン部品事業での原価低減が寄与した。

  ベクター(2656):5.2%安の773円。4-9月期純損失は1億2000万円と従来計画の6600万円から赤字が82%拡大したもよう。オンラインゲーム事業で想定より費用が減少、営業・経常損失は計画より縮小したが、減損損失を特損計上することが響く。前年同期は9300万円の赤字だった。

  ゲンキー(2772):16%高の5010円。7-9月期営業利益は前年同期比72%増の10億6100万円だった。地域戦略を高めるドミナント戦略を進め、従来のメガドラッグストアを進化させた300坪タイプのディスカウントドラッグを新規出店、売上高が15%伸びた。前期比7.7%増の28億6000万円で据え置いた17年6月通期計画に対する進捗(しんちょく)率は37%。

  ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765):17%高の278円。モバイルゲーム「セブンス・リバース」の事前登録キャンペーンを開始したと20日午前に発表。iOSとアンドロイド向けに今秋配信を開始する予定。

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