豪州:9月の雇用者数、予想外に減少-フルタイム雇用者落ち込む

更新日時
  • 雇用者数は前月比9800人減、予想は1万5000人増
  • フルタイム雇用者数は2011年4月以来の大きな落ち込み

オーストラリアの雇用者数は9月に予想に反して減少した。フルタイム雇用者がここ5年余りで最も大きな落ち込みとなった。

  豪統計局が20日発表した9月の雇用統計で、雇用者数は前月比9800人減少。エコノミストの予想では1万5000人増が見込まれていた。失業率は5.6%と、前月改定値の5.7%から低下。予想は5.7%だった。

  フルタイム雇用者数が5万3000人減る一方、パートタイム雇用者数は4万3200人増えた。労働参加率は64.5%と、前月の64.7%から低下。予想は64.8%だった。

  過去最低の金利と賃金の伸び抑制を通じて景気支援と雇用促進を推し進めてきた当局者にとって、同統計の予想外の弱さは打撃だ。オーストラリア準備銀行は今年に入り2度の利下げを実施し、豪ドル一段安の回避とインフレ押し上げを図った。豪ドルは1月半ばから12%余り上昇し、観光や教育などのサービス業に打撃を与えている。

  野村ホールディングスの金利ストラテジスト、アンドルー・タイスハースト氏(シドニー在勤)は、「雇用の伸びの極めて弱いトレンドにより利下げ見通しが続いている」と指摘。統計の不安定さを考慮すれば、「1カ月の雇用データを基に変更するのは賢明ではないだろう」と述べた。

  豪ドルはシドニー時間午前11時55分(日本時間同9時55分)現在、1豪ドル=0.7708米ドル。統計発表前は0.7732米ドルだった。

原題:Australia Unexpectedly Cuts Jobs as Full-Time Roles Plunge (1)(抜粋)

(4段落目以降でコメントなどを追加して更新します.)
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